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新生・冷泉小屋をご案内(まだ工事中ですが) #冷泉小屋再生プロジェクト

冷泉小屋再生プロジェクト広報部です。早いものでもう9月です。すでにSNS等では発表しましたが、長雨で工事車両が入れず工期が遅れた影響もあり、冷泉小屋の今年の夏のオープンは断念いたしました。工事中ではあるものの、オーナーや小屋番がいれば小屋は開いております。

残念ながら乗鞍ヒルクライム2021も中止となり、サイクリストのみなさんと大会でお会いすることは叶いませんでしたが、練習やお楽しみで乗鞍にいらっしゃる際はぜひ冷泉小屋を覗いてみてください。

冷泉小屋とは?
長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる乗鞍岳の中腹に位置する山小屋です。小屋のすぐ脇に湧いている年間通して冷たい(5℃)硫黄冷泉があることが名前の由来。2006年から閉鎖中。2022年の再オープンを目指しています。

みなさんをお迎えする準備は着々と進んでおり、全貌が少しずつ見えてきました。今日は冷泉小屋を訪れた気分でご覧ください!

アクセスらくちんの跳ね橋

まず乗鞍エコーラインのバス停を降りたら、小屋は目の前。

ここで注目していただきたいのは…跳ね橋!バス道路から小屋までは、斜面の小さな崖に板が渡っているだけでした。BEFOREがこちら。渡るたび、板がたわむのでちょっとしたアドベンチャー気分(!)。

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そしてAFTERは

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こんな立派な橋がかかりました。冬季の小屋じまいをするときには橋を跳ね上げて雪囲いにします。しっかりした造りなのでスポーツバイクも安心して渡れます。

絶景楽しむ明るいダイニング空間に

さて小屋に入ってみましょう。

みなさん、山小屋というとどんなイメージがありますか?丸太づくり、ちょっと暗めでランプの明かりがあって…などを思い浮かべる方も多いかもしれません。

じゃじゃーん!

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メインダイニングは、とても明るく解放感のある空間です。冷泉小屋の自慢、乗鞍岳の絶景が楽しめるよう、窓を大きく改装しました。そしてパノラマをゆったり楽しめる席を作りました。窓の前の作り付けのソファに座ってもいいし、テーブル席に座って窓の外をぼんやり眺めるのもいい。

ダイニングの主役・白樺の木肌が美しい食卓は、ソファーと合わせて建築集団o+hさんにデザイン、製作をイノウエインダストリィズさんにお願いしました。壁にが白樺合板なので、内装の一体感を意識して白樺の木を使っています。天面は磨いてありますが、下から覗くと白樺の木がそのまま剥き出し。山小屋の雰囲気を出していただきました。

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(ラグやカーテン、ソファなどのテキスタイルもいろいろこだわりポイントであるのですが…それは次回のnoteで書きます)

DIYで梁仕上げ

ダイニングスペースがとても広く感じるもう一つの秘密は、天井。見上げると、建設当時から残る梁が見えます。こちらの梁は改装前は天井で隠れていました。冷泉小屋再生にあたり、新しいものは取り入れつつ、古くてもいいものは残そうと議論した結果、古い梁を活かすことにしました。

壁や梁の仕上げはスタッフ&ボランティアのDIYで仕上げました。2階のダイニングを優先して仕上げましたが、今後は1階の壁もDIYの予定です。

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チラ見えレモンイエロー

キッチンもこんな感じでできあがってきております。ダイニングはナチュラルなカラーリングですが、キッチンの壁だけはレモンイエローにしました。お飲み物などをお渡しするときに黄色がチラ見えするので、ちょっと元気な気分になれば…と思います。

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ストーブコーナー

入り口入って正面右には、薪ストーブコーナーがあります。秋冬はもちろんのこと、夏も夜は涼しい標高2100mなので、ストーブが活躍の予定です。

こちらのイエルカさんの薪ストーブ(どんぐり)を発注しました。オーブン付きなので煮込み料理を作ったり、パンを焼いたりできちゃうストーブです。

完成は来年なので、ストーブの温度に耐えられる床面・壁面の石加工を先に行いました。ストーブ用の煙突もつけたので、あとはストーブが設置されるのみ!

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長く使える小屋のためにクラファン9/30まで募集中

再生プロジェクトが立ち上がった当初は、実は内装を中心としたライトなリノベーションを想定していました。しかし改めて調べると、基礎や軸組は昭和55年当時にしっかり作られているので手を加える必要はないものの、壁や屋根、梁や橋といった大きなパーツは大規模なメンテナンスが必要でした。

当初の予定より建築費が膨らんでしまいましたが、今後長く効率的に小屋を存続させるためには、ここで一気に工事を実施いたしました。

ぜひ冷泉小屋の運営にご興味ある方はクラウドファンディングを通じてご支援いただけると嬉しいです。投資型クラファンは9月末が締め切りです。すこしでも気になったら、お早めにチェックしてください!

プロジェクトの進捗はSNSで随時報告しています。ぜひフォローしてください。
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