事実と解釈
起こってもいないことへの恐れ、心にぽっかり穴が空いた感覚……自分の心の中はだいたいこんな感じだ。
どちらも事実などどこにも無いのに、自分の解釈が頭の中を駆け巡り、そんな状態になっている……。
常に心あらずの状態と言ってもいいかもしれない。
それを埋め合わせるように、何かに没頭したい、何かで満たしたい、自分ならではの表現をしなければ、という考えに囚われている。
とくに「何かをしなければならない」というのが厄介である。
・自分はもっと意味のあることをしなければないのでは?
・もっと成長しなければならないのでは?
・こんな意味のない時間を過ごしていいのだろうか?
といった具合に、今の自分を認めてあげれず、理想ばかりを追いかけている。
そんな状態で、常に内向きのプレッシャーがかかっているため、なかなか心も休まらない。
起こってもいない事実に対して、アレコレ想像を膨らませて自分の空想にふけったり、不安や焦りを抱いている自分。
ある時、果たして自分はこのままでいいのだろうかと思える出来事があった。自分の解釈で、大切な人を傷つけてしまいそうになったのである。
その時、解釈を手放し、もっと事実に目を向けていかなければならないと悟った。今のままだとダメだと感じたのだ。
そのためにも、まずは主観や解釈を手放すことから始める必要がありそうだ。ノートに書き出して、事実と解釈を振り分けていく……。
「メタ認知」という言葉もあるけど、自分のことを客観視できるようになることが必要だと感じる。
もう自分の主観や解釈にしがみつくのはやめよう。
頭カチカチのオジサンになりたくないし……もっと柔軟で、奥行きのある人間になりたいから。
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