7月の投資生活振り返り~銘柄入れ替えました!
愛知の北部でも36度近辺の猛暑。。。7月も終わりです。ちょっと配当生活を振り返ります。今まで一度買うと、配当を楽しみに持ち続ける生活でしたが、退職してすこし経済を勉強する時間もでき、すこしずつ銘柄を入れ替えてきました。今回はREITのケネディクス商業を売り、前から欲しかった日本郵政を買いました。その感想です。
7月の配当は?
6月は3社2リートから配当があったのですが、7月は積水ハウスリートのみ7月20日に分配金の振り込みがありました。特定口座なので税引き後1口1,419円、111口分でした。積水ハウスリートはjapan-reit.comの情報(7月31日時点)では、分配金利回り4.38%、NAV倍率25位、有利子負債比率36位、時価総額11位の大型総合リートですが、実質的には取得額ベースで48.8%が住居(オフィス31.9%)、保有物件の地域は東京で半分を占めています。分配金利回りは安定していたと感じていて、まだまだ持ち続けたいと思います。ちなみにいつ買ったかもう覚えていないのですが、取得価格は52,792円ですので、それから分配金を計算すると2.7%(半期のみ、税引き後)ですから、満足すべき投資になっています。
ケネディクス商業リート売却
4月に21口購入したばかりだったケネディクス商業を配当ももらわないうちに売却しました。236,349円で取得し、275,900円で売りましたので、利益は出ましたが、利益確定の目的ではありません。リートを買うとき、キャピタルゲインを目的とすることはありませんし、こんな短期で売買をしたのははじめての経験です。理由ですが、買ってから、ケネディクスオフィス(KDO)、商業(KRR)、レジデンシャル・ネクスト(KDR)が合併(KRR、KDRは吸収)して、KDX不動産投資法人として、総合リート化されることを知ったからです。これにより関大介さん(https://media.monex.co.jp/articles/-/22225)によると、私たちKRRの投資家は合併後減配になるそうです。わたしにはその計算はできませんが、そもそも低PBR(NAV倍率)で苦労していたのはオフィスですし、分配金も商業、オフィス、レジデンシャルの順で低くなっていたので、商業リートが犠牲になる気がしました。間違っているかもわかりません。
それ以上に、合併後、新総合リートKDXがどのような経営方針となり、またどのようなポートフォリオを目指されるのかもまだわからないことが売却の理由です。バフェットさんが「自分が理解できるものに投資する」といつも言われるように、微弱な個人投資家であっても、そのリートがどのような運営を理想とされるのか、まず理解したいと思いました。ただ〇〇ビルを売却した、△△レジデンスを購入した、という発表の背後にあるビジョンを教えていただきたいです。新しいケネディクス総合リートはリート業界の第3位の規模になるとか、発展に期待もしています。ケネディクスは三菱UFGやほかの外部機関からもESGへの取り組みで高評価ですね!後からそれを知ってちょっと後悔しています。全体像が見えたらまた購入を検討することにします。
日本郵政、買いました!
ケネディクス商業を売ったので、7月17日前から欲しかった日本郵政を1,020円で5,500株買いました。31日終値で1,039円(前日比-22円)、予想PER14.97倍、同PBR0.36倍、EPS 69.4。予想1株配当はいつものとおり50円です。配当性向は2022年37.9%で、まずまずではないでしょうか。2017年からずっと年50円、配当性向もだいたい40%前後で推移しています。株価は900~1200円くらいで上下しますが、1200円になるとちょっと高く感じ、躊躇してました。今回はゆうちょ銀行株を売り出すことで株価が下がり、5%の安定配当に納得して買おうと思いました。
よくYouTubeなどでゆうちょ株、または日本郵政を投資家が取り上げていらっしゃいますが、多くの方は批判的ですね。以前のようにゆうちょ、かんぽの不適切販売をまだ取り上げるひとはありませんが、投資家にとってROEが低い、つまり収益性が低い、人件費がかかりすぎ、古い経営体質、仕事に不熱心などが批判の理由のようです。2019年の不正や不適切販売などは論外ですが、被害にあわれた方や、上からのノルマにより不正販売を強要された職員の人生にも負の影響を長く残してしまうと思うと胸が痛みます。
しかし、私は郵便局が好きです。私の住んでいる愛知県北部の町では郵便局の筋向いにコンビニがあり、午前の仕事を終えた郵便局の方がお昼を買ってらっしゃいます。これは日本中のごく普通の風景でしょう。たくさんの人に安定した生活や家庭の幸せを提供している企業にも、投資家やアナリストの方は人員整理して収益率をあげろ、と言われるのでしょうか?そのような利益第一主義が企業の職員に無理なノルマを強要し、ひいては不正の温床を作っていませんか?みんながシリコンバレーのような働き方でなくても、誠実な姿勢でまじめに働き、家族と楽しく過ごし、地域コミュニティーに貢献する、なんかもうそれで十分あたたかい気持ちになれます。
若い投資家の方は投資先企業の成長を望まれるでしょうし、日本郵政が今後テンバガーになる可能性は期待できませんが、それでもDXやGXの設備投資にも大企業としての余力が生きてくるかもわかりません。企業風土もよくなると思います。今の株価と配当が続くようなら、郵政株をすこしずつ買い増していこうかなと思っています。
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