ヒロさん

この春退職して静かな生活を楽しんでます。国際交流、経済や投資、言葉やコミュニケーションに興味深々。外国人支援、国際交流ボランティアで活躍したい!

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マガジン

  • 配当生活と経済・社会の気づき

    元公務員・大学教員のサラリーマンがFIREを達成して、今後はのんびり配当生活で読書と国際ボランティア活動をしていく日々のようす。言葉の研究をしてきたので、経済がどのように表現~とくにメタファーを使って~され、伝えられるのかもつづります。

最近の記事

3月の配当と投資の振り返り~1社、2リート、1インフラ投資法人の分配金ほか

昨年3月末でサラリーマンを退職してはや1年が過ぎました。最初は朝出勤しない生活にとまどいましたね。職場ではいろいろあっても、ほかの人と課題や目標を共有し、達成できたとき、できなかった時、喜びや苦労を共有できたことはやはり素晴らしい経験です。退職すると直接他人から学ぶという機会が激減しますので、結局自身が成長したという実感も薄れますね。もし投資をしてなかったら、散歩して、テレビ見て、読書、風呂、ごはん、寝る、のような生活をしてしまったかも。以前からモーサテを見て出勤していました

    • 今週のヴェリタスから~少子化対策はなぜ有効でないか(4/7付け 中空麻奈氏)

      個人投資家が日経ヴェリタスから注目した記事を紹介して私見を述べてみたいと思います。 中空氏の論説紹介 4月7日付ヴェリタスの「異見達見」で、BNPパリバ証券の中空真奈氏が、「少子化対策はなぜ有効でないか」と題して、現在の少子化対策が状況の改善に機能していない理由について興味深い見解を寄せてらっしゃいます。まず日本が令和4年出生数が80万人を割り(2023年は76万人弱)、合計特殊出生率が1.26を記録したことと、お隣の韓国が2023年出生率0.72を記録したことを紹介した

      • 2月の投資と配当の振り返り~1リート、2インフラファンドの分配金と銘柄の入れ替えについて

        12年前の3月11日の東北大震災に関するドキュメンタリー番組が数多く放送されて拝見しました。親戚知人にご不幸があった方、家屋や勤務先が被害にあわれた方、多くの方にとってとてもつらい記憶でしょうが、直接体験しなかった私たちにとっては、忘れかけていた貴重な教訓を取り戻せる機会でもありました。亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災地域の方々の悲しみを共有するとともに、被災者を助け、復興に奮闘努力された皆さまに心から敬意を表したいと思います。  一方、被害にあった地域の復興面では、若

        • 1月の投資と配当の振り返り~積水ハウスリートの配当と新NISAの使い道

          2月22日、ついに日経平均が過去最高を更新!って、日本経済の再躍進のスタート?それとも次のバブルの始まり?インフレに伴いマイナスの実質賃金と消費マインドの冷え込み、膨らみ続ける国や地方の負債、加速する人口減と若い世代の大都会への移住と地方の高齢化。一方、新NISAの利用状況がときどき報道されて、出足は好調のようで、伝えられるところでは、新規にNISAで投資を始められた方のほとんどの投資先がe-maxisなどのオルカン、S&Pなど米国企業インデックスで、全体の8割だそうです。日

        • 3月の配当と投資の振り返り~1社、2リート、1インフラ投資法人の分配金ほか

        • 今週のヴェリタスから~少子化対策はなぜ有効でないか(4/7付け 中空麻奈氏)

        • 2月の投資と配当の振り返り~1リート、2インフラファンドの分配金と銘柄の入れ替えについて

        • 1月の投資と配当の振り返り~積水ハウスリートの配当と新NISAの使い道

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        • 配当生活と経済・社会の気づき
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          12月および昨年後半の投資生活振り返り~配当4件と追加投資

          2024年1月も下旬ですが、昨年12月に配当をもらった4社・法人や旧NISAの追加投資について振り返り、2023年後半の投資状況を反省してみたいと思います。表は昨年後半の配当の状況をまとめたもので、昨年前半分については別の投稿を見ていただければ幸いです。黄色でマークしてあるように、12月に配当をもらったところは4社(2企業、2リート投資法人)でした。なお茶色のジャパン・リアルエステートはあとで述べた理由で11月に売却してしまったので、これが最終配当です。配当金額は振り込まれた

          12月および昨年後半の投資生活振り返り~配当4件と追加投資

          11月の投資生活振り返り~配当リート1件、保有株(リート)入れ替え

          もう12月、退職してから早くも9か月がたちましたが、通勤のない生活(コロナ蔓延時でも通勤してたのに)にまだ慣れません。アメリカ、ヨーロッパの経済指標は、はっきり景気鈍化を示しているのに、アメリカの消費と雇用はしぶとく、ドルの高金利が当面維持されそうです。一方、ヨーロッパは長年の新ロシア・新中国路線のツケを払わされて厳しい年末となり、食糧とエネルギー不足におびえる冬となるでしょう。ただアメリカもこの金利高止まりが続けば、今年春のように、銀行などから信用不安が再発する可能性は否定

          11月の投資生活振り返り~配当リート1件、保有株(リート)入れ替え

          10月の投資生活振り返り~配当リート1件、保有株(リート)入れ替え

          先月の投資振り返りを書くのにぐずぐずしていたら、11月も下旬になってしまい、だんだん肌寒くなってきました。慌ただしい暮らしの中で、日本株は妙に好調さを見せていますね。不思議です。一般庶民や中小企業は円安によるインフレで苦労しているのに。。。今後も円安・インフレの悪夢が続くいっぽう、大手以外の賃金の上昇は物価にとても追いつかず、政府や日銀総裁が感じているように実体経済(総需要)は本質的に弱いままと思います。世界経済のブレーキが聞こえているのに、新NISAがらみであおっている証券

          10月の投資生活振り返り~配当リート1件、保有株(リート)入れ替え

          9月の投資生活の振り返り~企業1件、リート1件、インフラファンド1件

          朝晩はもう肌寒く感じますね。10月25日、日経平均上がってスタートです。なぜでしょう?モーサテを見てても、物価指数や中小企業の経営危機の話など、好材料ないですよね。おまけにガザやウクライナでも出口が見えず、かえって今後資源高と政情不安の可能性ばかり。原油が高騰して第3次石油ショックや、世界の連鎖的政情不安も十分あり得ますよね。日米株価も高めで推移してきましたが、今後のエネルギー供給不安、インフレと金利高が続けば、再び銀行関係からハードランディングへのシナリオも垣間見えて心配で

          9月の投資生活の振り返り~企業1件、リート1件、インフラファンド1件

          読書ノート:「MMT入門:財政赤字の神話」(S. ケルトン著, 2022年, 早川書房)

           政府や報道では、私たちの実質賃金が下がり続けても、日本は借金漬けだとか、防衛や子育て支援のために消費増税が必要だ、などと、庶民は毎日責めたてられ、自分や家族の将来がだんだん心配になってきますよね。その不安ばかりのなか、財政赤字なぞいくらあってもだいじょうぶ、国民全員に就業(最低賃金)を保証する、医療、教育、年金などもフリーランチのように提供できる、などという経済理論が最近出てきて、ネットでも熱く語られるようになりました。そこで今回はそんな主張の本家の一人、ニューヨーク州立大

          読書ノート:「MMT入門:財政赤字の神話」(S. ケルトン著, 2022年, 早川書房)

          読書ノート:「アフター・メルケル~「最強」のつぎにあるもの」(唐鎌大輔氏著、日本経済新聞社)

           今回は、noteやTVの経済ニュースでもおなじみの唐鎌大輔さんによる「アフター・メルケル」(日本経済新聞社2021年12月出版)を読んでみました。唐鎌さんの長期的視点からの世界経済の解説を楽しく拝見しているのですが、以前欧州委員会に出向していらしたことは知りませんでした。私も5,6年前までは仕事で毎夏2、3週間をヨーロッパで過ごしていましたが、とくに南欧の友人たちはEU参加後の経済状況について不安や不満を口にしていたのを思い出します。その後、彼らの不安はヨーロッパ債務危機で

          読書ノート:「アフター・メルケル~「最強」のつぎにあるもの」(唐鎌大輔氏著、日本経済新聞社)

          8月の投資生活の振り返り~リート1件、インフラファンド2件

          20年以上試行錯誤しながらも、配当を重視する視点から貯蓄のつもりで投資してきました。この3月に退職したので、これからは投資や経済についてもっと勉強しながら楽しく続けていきたいと考えています。馬淵磨理子さんが5月からJリートクラブ、始めていますよね。新NISAに向けてさすがのタイミングですね!安定した高配当を求める一般投資家には馬淵さんのYouTube番組が参考になりますね。  さて、8月はリートのアクティビア・プロパティーズ投資法人(https://www.activia-r

          8月の投資生活の振り返り~リート1件、インフラファンド2件

          読書ノート:「メガスレット」~迫りくる世界的危機に備えよう

           2023年夏、息も苦しい蒸し暑さの中、日米の不思議な株高を目にしています。おそらく長引くFRBの利上げと高金利維持、出口の見えない日本の金融緩和と永遠の円安。。。個人投資家として息をつめて見守る毎日の経済ニュース。。。こんなときは読書で未来の巨大危機(メガスレット)に備えたいですね。本書は、ダボス会議などでリーマンショックを予言したアメリカの経済学者ヌリエル・ルービニ(Nouriel Roubini, 1958~)ニューヨーク大学教授の著作”Megathreats”(202

          読書ノート:「メガスレット」~迫りくる世界的危機に備えよう

          読書ノート:「日本銀行」と「超入門MMT」~日本の債務は私たちの借金なの?

          日本の国債残高が1,200兆円を超えたとか、国民一人当たりにして1,000万円超の借金がある(日経オンライン)、などと聞くと、平凡な元サラリーマンの私などは不安でドキドキしてしまいます。一方、そもそも会社の負債を社員数で割って、君たち社員は一人当たり〇〇万円の借金がある、なんていう社長がいるだろうか、という疑問もわきます。さらに安易な受け売りで、日本のような先進国は自国建て通貨を発行できるのだから、いくら国債を発行しても大丈夫だと、したり顔でいうYouTuberなど見かけると

          読書ノート:「日本銀行」と「超入門MMT」~日本の債務は私たちの借金なの?

          7月の投資生活振り返り~銘柄入れ替えました!

          愛知の北部でも36度近辺の猛暑。。。7月も終わりです。ちょっと配当生活を振り返ります。今まで一度買うと、配当を楽しみに持ち続ける生活でしたが、退職してすこし経済を勉強する時間もでき、すこしずつ銘柄を入れ替えてきました。今回はREITのケネディクス商業を売り、前から欲しかった日本郵政を買いました。その感想です。 7月の配当は? 6月は3社2リートから配当があったのですが、7月は積水ハウスリートのみ7月20日に分配金の振り込みがありました。特定口座なので税引き後1口1,419

          7月の投資生活振り返り~銘柄入れ替えました!

          読書ノート:アンナ・レンブケ著「ドーパミン中毒」新潮社~個人投資家の目線から

           スタンフォード大学教授で精神科医アンナ・レンブケによる「ドーパミン中毒」は、恩蔵絢子氏の翻訳により2022年10月に新潮新書として出版されています。アマゾンでは2023年7月23日時点でもう210件のレビュー(評価平均4.3)があり、本書が日本でも大きな衝撃を持って迎えられたことがわかります。著者レンブケさんは現職の医学部教授・精神科医ですので、薬物などについて専門的な内容も含んでいますが、知識がなくても本書の意義は十分理解できます。私も、非常に学ぶことが多く、思いがけず本

          読書ノート:アンナ・レンブケ著「ドーパミン中毒」新潮社~個人投資家の目線から

          REITと実物不動産~安定性と流動性の視点から

           最近、新しい不動産投資として、個人投資家でもネットで小額から現物不動産に投資できる会社が出てきましたね。空き家活用の面からも、個人投資家がネットで地方自治体とも協力する業者さんから現物不動産を購入・リフォームして、賃貸物件として収益を得る、という投資法をテレビで見ました。私は現物不動産を持ちたくない個人投資家ですが、企業はともかく、個人が投資するとき、さまざまな思い入れがあるわけで、批判する気持ちはまったくありません。ただ私はこう考えて投資をしている、ということをお話しした

          REITと実物不動産~安定性と流動性の視点から