Nothing Phone(2a)が何故Open Betaでのリリースが先行したのかという理由

Nothingの公式コミュニティ内にその理由となる説明があったので日本語訳と要約を載せておこうと思います。

何故Phone(2a)のリリースが先なのか?
多くのユーザーが、Nothing OS 3.0 Betaテストに参加できる最初のデバイスはPhone(2)と予想されていました。この予想は当然の結果であり、私たちは将来的にその実現に向けて取り組んでいる最中です。しかし、今回はPhone(2a)を先行的にBetaをリリースしました。その理由を説明します。

最速で最良なフィードバックを得るために最新かつもっとも販売実績のあるスマートフォンである、Phone(2a)を優先することにしました。ソフトウェアチームは、より大きなサンプルサイズを使用して必要となる洞察を収集し、その後すぐにPhone(2)に移行を行なってからPhone(1)、Phone(2a) Plus、CMF Phone 1のリリース取りかかることを目標としています。
ご存知でない方が多いと思いますが、Androidのアップデートはチップセットパートナーを頼りにしています。Googleがアップデートを提供して、Googleがそれをプロセッサ用に最適化を行なってから私たちチーム内に提供され、Nothing OSとしての実装ができるようになります。このプロセスではMediaTekから多大なサポートを受けており、MediaTekのSoCを使用する製品の開発をより迅速に進めることができるのです。そのため、Phone(2)の実装が行えるまで待つのではなくできるだけ早急にNothing OS 3.0 Betaのテストを一部のユーザーに開始してもらいたいと考えました。これによってフィードバックの収集と年末までにNothing OS 3.0の正式リリースを開始するための準備が整います。

すべてのデバイスのBetaを同時に実施することもできますが、そうした場合にすべてのユーザーが1月まで待機をすることになり、さらに正式リリースを延期することになります。このオプションについて話し合いましたが、できるだけ早く試したい方が多いと思われたため、却下をしました。これは私たちにとって重要なフィードバックを遅らせてしまうからでもあります。

https://nothing.community/d/17979-nothing-os-30-open-beta-explainer

要約すると

  • Phone(2)からと思ってる人多かったけどPhone(2a)が売れてたし最新だったんで選んだ。

  • Phone(2)などは後からリリースするから待っててね。

  • アップデートの提供はGoogleから受けてから開発をするから時間かかるし、チップセットパートナーを頼りにしてるって話。

  • MediaTekからサポート受けてるので、取り入れてる製品は開発がしやすい状態だったりするから。

  • ユーザーに早急にテストしてもらいたかったのでこのリリースの流れにした、そうすればフィードバックに答える効率が良いと思えたから。

  • 同時リリースをやろうとは思ったけどフィードバックやリリースの問題が絡んで大きな遅延を起こすかもしれないと思ったからその計画はやめた。

…って言ってるのに日本だけBetaに参加させてくれないのは何なんだ。
いや強行突破する手段は作ったけどさ。

個人的にNothing Phone(2a)はかなり優遇された機種だなというイメージだったりします。FeliCaの搭載によりそれを求める日本人が買ってレビューは勿論のこと、インド市場限定のカラバリや限定モデルのカラバリ、蓄光仕様なカラバリと「GBの本体カラーかよ」と言わんばかりに色々な物をリリースしています。今までは精々2色の展開だったのにそれ以上にリリースをする程なので会社としてもこの製品を贔屓してるんだろうなと。

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