1000日分の14稲垣吾郎。華麗なる復讐。
今朝、Twitterを開くと、トレンドに「#SMAP」のタグが。
中居くんのお誕生日はまだだし(8月18日)、月曜日22時でもないし(注1:SMAPメンバー全員出演のレギュラー番組「SMAP×SMAP(通称スマスマ)」が放送されていた時間。2016年12月26日最終回。2011年3月11日の東日本大震災以降、番組のエンディングで必ず復興支援を呼びかけていたSMAPの意志を継いで、現在も月曜22時にSMAPファンがTwitterで支援を呼び掛けている。メンバーたちも把握済)、なんだっけ…と思っていて蘇る、あの絶望感。
2016年8月14日。グループ解散のニュースが流れた日。
茶の間ファン(注2:ファンクラブに入ったり、コンサートに足を運んだりはしなくても、TVの前で応援するライトなファンのこと。めちゃめちゃファンでも謙遜していう場合もあり)だった私は、事務所との確執など全く知らず、2016年1月の騒動(注3:解散のニュースが流れた後、「世間をお騒がせした」となぜか番組内で謝罪をさせられた。誰に対しての謝罪なのか、何のための謝罪なのか、未だにまったく不可解な内容だった)以来、あんなのデマでしょ?とのほほんと過ごしていたので、その日、そのニュースを聞いた後、あまりのショックに本当に倒れて動けなくなってしまった。
だいたい精神的ダメージが体に出るほうなので、その日は全く起き上がれずずっとベッドで過ごしたのですが。
フランスに2週間のバカンスに行く1ヶ月前で、無意識に自分の頭の中の円グラフを書いていたが、まさにこんな感じだった。
あれから、4年も経ってしまった。
けど、彼らは結局、”居る”んだよなぁ。
SNSがない時代、情報を発信できる人たちは限られていた。
限られた、つまりは偏っていたかもしれない情報しか知ることはできなかった時代を経て、今、誰もが情報発信ができる令和の時代に、全てを封じ込めてしまうのは難しいかもしれない。
その分、匿名の情報が増え、真偽も定かでないものも続々と発信される中で、受け取る側にもそれを判断する力が求められるのだけれど。
私がこの日をきっちりと覚えていなかったのは、きっと、その方向に気持ちが向いていないからだと思う。
大事なものを踏みにじられたこの日を忘れない、というファンの心理もとてもよく分かるし、一人だけ”裏切り者”というレッテルを貼られた人を守りたい一心で、その他全てを攻撃してくるファンの人の気持ちも、賛同はしないけれど伝わってはくる。
だけど、私の大好きな人たちは、そういうことを好まない。
ー相手を忌み嫌う前に そう愛するやり方がいい
ーどんな逆境だって楽しんでしまえ そう面白おかしく
オレは勝ち逃げするよ
本当のことは、当事者たちにしか分からない。
だから、「〇〇らしいよ」という言葉は私には届かないし、入らせない。
すべてがゼロになるかもしれない、という覚悟を持って、この4年、応援をさせてくれた彼ら一人ひとりに、心からの感謝を贈る、そんな夜。
ただし。
私はかなり執念深い。
恨まないのと、なかったことにするのは別。
あの時の想いを、今までの想いを、これからの熱に変換して、ぐつぐつ煮込んで継ぎ足して、私の、彼らの糧にしていく。
Forgive your enemies,
But never forget their names.
(John F.Kennedy)
あなたの敵を許しなさい。
だが、その名前は決して忘れるな。