描いた人生になんてなるわけないのでオッケーオッケー。
『描いた人生になってる ?』
2019年2月に公開された映画のキャッチコピー。
大好きな俳優さんが主演を務めることもあり、とても楽しみにしていた。
40歳をむかえる同級生の男たち3人の、それぞれの人生の話。
「諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる」。
そうだよなぁ…と思う人も、この年齢になると多くいるのだろう。
同世代としては、確かにこの年齢になると、親のこと、子どものこと、
いろんな柵があって、自分のことだけを考えて動くことは難しいかもしれないなぁと思ったり。
でもまぁ、そもそも人生なんて描いたとおりになるわけがない。
私は社会人1年目、というか入社2ヶ月でストレスのために十二指腸潰瘍になり、オフィスから病院へ搬送され、「穴が開く一歩手前」の絶対安静の診断を受けた1週間後、そのまま会社を辞めた。
それまで、自分はイケイケどんどんのタイプだと思っていた。
それが、たった2ヶ月で受話器もとれないくらいになった。
それまで、「結果はどうあれ、一生懸命頑張ることが大事」と教えられてきた。
それが、「どんなに頑張っても、結果が出せなければやってないのと一緒」と言われた。
そこからは迷いに迷い、「自分に何が向いているのか」「何ができるのか」、自信もお金もなくて、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしまくった。
そして、この歳になって。
子どもの頃から好きだった、「書く」仕事をしている。
しかもフリーランスて。
しかも(もにょもにょもにょ…これはまたいつか)。
描いてなかったよ、こんな未来は。
ていうか、想像を超えてる。
人生は思い通りにはいかない。
けどまぁ、想像もしていなかったことが起こるから、明日が楽しいんじゃないだろうか。
おなかが痛い、と子どものようにトイレで泣いていたことも、
職場の上司からセクハラ&パワハラされたことも、
お給料日にだけ、同僚とトンカツを食べに行ったことも、
フラフラになって始発で帰ったことも、
なんだかんだで乗り切って、今楽しくできてるから。
社会人一年目の私も、社会人一年目の誰かも。
「こんなはずじゃなかった」なんて言わずに、ぼちぼち行きましょう。
結果オーライですよ。