29:コンセプトを考える
どんな事業にしても、商品(コンテンツ)のコンセプトはとても重要です。
商品(コンテンツ)を世の中に広めるためには、「広告」が一つの手段になります。
しかし、コンセプトが練り上げられていないと、広告を打ったところで意味を成しません。
例えば、植物の種を蒔いたとしましょう。
水や栄養をいくら与えても、そもそも種が腐っていたら、植物は育ちません。
言い換えると、コンセプトは「種」、すべてにおいての「核」とも言えます。
逆に言うと、コンセプトがしっかり作られていれば、最初は広告費をかけて広告を打ったとしても、次にお客様自身の感想や感動が書かれたリアルな口コミに繋がることもあります。いわば、勝手に植物が育っていく状態です。
お金もかからないし、理想ですよね。
では、どういうコンセプトがよいのでしょうか?
1 お客様が周囲に伝えやすい/伝えたくなるようなコンセプトであること
誰かに伝える時、「この商品(コンテンツ)はこういうものだよ」と説明できるコンセプト。もしくは、話のネタになるようなコンセプトにすることです。
詳しくは、「13:広告費0円でブランドを立ち上げる」をお読みください。
2 プレファレンスの高いコンセプトであること
プレファレンスというのは、「ユーザーのブランドに対する愛着度・好意度」のことです。
プレファレンスはある意味無限大で、×1、×10と掛け算されると、とてつもない威力を発揮することがあります。
そもそもコンセプトを拡散させるのが広告の役割ですが、結局のところ、広告は予算次第。予算が多い企業が勝つという話です。
となると、スタートアップは予算組みで大企業に負けてしまう。これに対抗するには、コンセプトのプレファレンスを高めるしかありません。
むしろお金がないスタートアップでも、できますよね。
プレファレンスを高めるためには、まず「同じような商品がある中で、お客様がなぜ自分たちの商品を選んだのか」を知る必要があります。
私の会社・FOOD JEWELRY(フードジュエリー)は創業5年目で初めて、定量調査と定性調査を行いました。
定量調査はwebアンケートで、私たちが提案するコンセプトに対してお客様がどういう反応をするか、購買につながっているかをフリーアンサーで伺いました。
定性調査は顧客インタビューで、具体的に「このコンセプトを見てどう思いますか?購入したいですか?」と聞きました。
意外なことに、私たちが良かれと思って使っていた言葉がお客様にネガティブな印象を与えていたり、逆も然り、だったことです。
「思っていたのと違う」という点がいくつもありました。
創業当初と数年経った今だからこそ、結果が違う一面もあるでしょう。
だからこそ、定期的にお客様の声を聞き、コンセプトをブラッシュアップしていくことも必要だと思います。
スタートアップが調査に予算を割くことは難しい面もあります。
定性調査であれば、簡単にできます。
知り合いにヒアリングすることから始めてみましょう!
経営者が事業を立ち上げるのは、強い想いから起業するものです。だからこそ、想いが先行してしまうので、改めてお客様の声を聞き、方向性を微調整していくという思考が重要です。
「ここがこの商品のウリだったのか!」という新しい発見があることも。
そして、ブラッシュアップしたコンセプト、お客様のニーズとマッチしたコンセプトを広告や宣伝に反映させることが、効率的かつ効果のある広告、つまりは集客につながっていくのだと思います。
ポイント29:常に変化し続けるコンセプトがお客様に愛され続ける!
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