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20代後半真っ只中。
昨日、ドラマを観た。
先週放送していた『コントが始まる』。20代後半の青春群像劇。まさに世代。その中で有村架純さん演じる”中浜さん”が抱えていたものを、吐き出し、泣き崩れるシーンがあった。いやいや、もうあんな風に取り乱すことはないだろう、と冷ややかに思った。でも、羨ましさもある。
混沌としていた22〜23歳の頃。あの頃はとにかく辛かった。言語化できない想いを抱えて、ちいさな爆発を繰り返していた。人前で取り乱してしまったこともあるし、何かに縋りつけたらどれだけ楽だろう。苦しい、苦しい。
いつもそんな感じだった。
そんな日々が続いて、少しずつちいさな山を越えていけたから、もう崩れ落ちることはない。ある程度のことは楽しめるし、楽しめなくてもなんとかなるとわかる。そんなに難しく考えることもない。
そうやって割りきることを覚えていって、生きるのがだいぶ楽になった。20代に入ってから、周りは年上のことが多くて、みんな落ち着いている。なかなか同世代での迷いや思いのようなものを共有する機会も少ない。だからこそ、日々は穏やかなものになった。
だけど。
20代後半、まだまだ人生はここからだなと思う。20代前半のように崩れ落ちることはなくとも、まだまだ迷いたいし、もがきたい。あの頃とはちょっと違う種類の悩みや、根底の想いを打ち明け、共有できる同世代とお酒が飲めたらきっと楽しい。
20代後半、いい頃合いだな。きっと。
今しかできない青春を送っていきたい。