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#01 「できない」のは、そんなに悪いことじゃなかった。


0. はじめに

私は小さな頃から不器用で
勉強にしても運動にしても、いつも人並みかそれ以下。
当時の私にとって、「できないこと」は「悪」でした。

とはいえ、そんな過去を振り返ってみると
悪いことばかりでもなく、得られたものも
たくさんあることに気づきました。

「できない」に向き合った結果、得られたものが
読者の皆さんにとって
思わぬ発見や、困難な状況を打開するきっかけとなれたら幸いです。

1. できない自分を恨む日々

なんで私はできないの?
小学生の頃、なぜかいつも私は「できない人」の部類にいました。
授業では発言できなかったし、
鬼ごっこではすぐに捕まっていたし、
二重跳びはなかなか出来ないし…

私以外の人がみんな幸せそうに見えました。
警戒心が強く、不満ばかりで、
あらゆることに対して攻撃的でした。

今振り返ると、それは
ただ切なくて、自分に自信を持てなかった私の
どうしようもない怒り
の表れだったのかもしれないと思いますが…

その時は
親も同級生も、私に対して否定的で
かなり閉鎖的な人間関係でした。

本当は、優しい人になりたかったし
喧嘩することなく、みんなと楽しく遊んでみたかった。

できないことをできるようにする方法も
周りの人との関わり方も知らない私は
気づかないうちに
孤独感や無力感を募らせていたのかもしれません。

2. 中学2年生、突然の意外な発見

「あれ?人ってこんなに優しかったんだ。」

中学2年生のある日、1年生の頃から活躍していた部活の同期が
「こうすると上手くできるよ」と私に教えに来てくれました。

自分勝手で、同級生と喧嘩ばかりしていた私にとって
誰かが自分のために行動してくれることは
これ以上ないくらい、衝撃的な出来事だったのです。

_____
中学校でバドミントン部に入部したものの、
小学生気分の抜けない私は
礼儀がなっていないだけでなく、練習に適当に取り組んでいて
顧問の先生や、先輩に、毎日怒られていました。

そんな私でしたが、
徐々に練習に真剣に取り組むようになり、
部活のことを考える時間が増えていきました。

そして、信じられないことに
物事に真剣に取り組むほど
周りの人は、私に優しくなった
ように感じました。

「苦しい練習を真剣にやるのって超いいことだな。」
そう感じるようになった頃から
私は、周りの人に「頑張ってるね」と言われることが増えました。

中学3年生になると
部活の後輩が「練習相手をお願いします」と頼みにきてくれたり、
小学生の頃、喧嘩していた同級生の男子に
「勉強、教えてくれない?」と頼まれるようになりました。
______

この出来事を通して、
現状に不満を感じているのなら
他人が変わることを願うのではなく

「自分が先に行動する」
という姿勢が大切であることを学びました。

3. 人とは違った自分の生き方

私はとても不器用で、
一定のレベルに達するまでに
他人の何倍もの時間がかかることがあります。

要領よく、なんでもできる人を
羨むこともあるけれど
「不器用な生き方もそこまで悪くないな」と
今は思えます。

過去の自分が
自信がないことを隠すために、人に攻撃的になっていたから
人は、表に見えている姿が全てではない。と考えるようになった。

もしかしたら、
この人が本当に望んでいることは
その相手を傷つけることじゃなくて、
自分が誰かに愛されていると実感すること」かもしれない。
できない自分を隠すこと」かもしれない。

そうやって考えていると
ほんの少しだけ、優しくなれるような気がします。

4.おわりに

私がこの記事を通して、皆さんに伝えたかったことは

①「できないこと」や「隠したいもの」など
 自分自身で否定しているものを
 自分自身で認めてあげる
こと。

② 現状を、少しでも良くするために
 自分は何かできないか?と考えてみること。

この2つを、
大切にしてほしいということです。

「できないことができるようになる」のは
きっと、想像よりもずっと
嬉しくて、幸せなことですよ!

今日も明日も、たくさんいいことがありますように


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