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金持ちで苦学生な私がバケモノになるまで
今日は私の性格の悪さが浮き彫りになる記事ですが、温かい目でお願いします…笑
私の親は、ちょっとした毒親である。
私が鬱状態になるまで、「勉強しろ」と追い詰めながらも、どれだけ頼んでも塾や予備校には決して通わせてくれなかった。お金が無い訳では無い。私が予備校を切望した週末に犬を飼い始めるような、歪んだ人たちだった。ちなみにこの犬は完全おばあちゃんだけど存命。可愛い。
大学も、こんな親の期待に応えられないクズに払う学費は無いと宣言された。
なら、奨学金を借りるしかない。日本学生支援機構の貸与型奨学金について、実際に借りた方や、検討したことのある方はご存じだと思うが、利子無しの第1種と、利子有りの第2種がある。両方を併用して借りることも可能だ。
しかし、借りるためにはそれぞれ親の所得制限がある。
結論、私は一番条件の緩い第2種も借りることができなかった。
そんなにお金あったのかよ。
高校の先生をも巻き込んだ交渉の末、在学中の全額返済を条件に、大学の受験料と1年目の学費は親から借りることを許された。
借金という選択肢をゲットできただけ、それすら叶わない人たちに比べたら恵まれているのは分かっている。それでも10代の私には結構キツかった。
そして挑んだ大学受験。
受験料を削るため、私立大学はセンター利用入試のみとした。確か、センター利用なら個別入試の半額ほどで済んだのだ。なので、滑り止め1校と、大滑り止め1校に願書を出した。国立は前期と後期。
結果、滑り止めに進学を決めた。
大滑り止めは特待生としての合格だったため、非常に悩んだけれど、これ以上の学歴コンプは背負えないと判断した。
大学に入って私は、早々にアルバイトを始めた。単位は取れたら良い、という熱量だった。そして迎えた前期の期末試験。
成績開示の結果、GPA(成績評価値)は平均3.6/4.0と、熱量の割に良い成績が取れてしまった。試験範囲のページを丸暗記して挑むなど、並外れた記憶力に助けられた。
こうなると、給付奨学生が見えてくる。入学後の選出は最大でも学費の半額給付だけど、時給900円そこそこでちんたらバイトしているより、勉強した方が割が良いのでは?しかし、バイトの時間を削ることは出来ない。華のJK時代をニートとして過ごした私には、部活やサークルも手放すことはできなかった。じゃあもう、全部がむしゃらにやるしかない。
結果、バイトは5つ、課外活動は2つ掛け持ちな給付奨学生というスーパー女子大生が誕生した。バイトは短期や、人に大きな声では言えないこともした。睡眠時間を削って資格の勉強もした。
今現在、実質ニートに甘んじている私からしたら、なんでこんなに頑張れたのかさっぱり分からない。
親への反発心や色々なコンプレックスが、良いように作用したんだろうか。若かったな。これらのエピソードのおかげで、ぶっちゃけ新卒就活はさほど苦労しなかった。インターンシップも、行きたいところはほぼ行けた。
唯一、食品業界のサ〇トリーだけは筆記で落とされたので、ずっと根に持って今なお不買運動を続けている。
そんなこんなで、自己肯定感は低いくせに自信はたっぷり、私という厄介なバケモノが生まれた訳だ。
この時代の栄光と、今のギャップが苦しい。どうしようもないのにね。
自分に子どもが出来たら、こんな大人にならないようにしたい。
私立医とかは無理だけど、極力やりたいことはやらせてあげるんだ。私はもう諦めて、もののけとして生きていくので、未来に託します。
拗らせまくった内容でごめんなさい!!
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