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日本で勉強した英語と海外で生きるための英語って、やっぱり違う

大学院留学といわゆる駐妻身分で2度米国に住んでいる身として、英語は切っても切れない存在。

英語は元々好き。母が小学生向けの英会話教室の先生をやっていたこともあって、家でもよく「セサミストリート」や「英語であそぼ」、「ディズニー」などの子供向けの英語番組を流していた。おかげで、リスニングと発音は日本人の中では比較的得意。

そのうち、英語は得意科目になった。小学5年生から英会話の授業が始まったときはガッツポーズ。中学・高校でも、英語のスピーチコンテストに出たり、ノートをよく友人に貸したりもしていた。高校のときは、通学中など遠山顕先生のNHKラジオ英会話入門とか速読英単語のCDとかをよく聞いていて、その表現をそっくりそのまま暗唱できるみたいな謎の特技もあって笑(速単の暗唱は気持ち悪がられた)。田舎の学校の中では「英語めちゃくちゃ話せる!」みたいな自信があった。

1回そのナイーブな自信が完全にポキッと折れたのが、大学に入学して上京したとき。同じ大学にネイティブや帰国子女がいて、その人たちの話す英語は全然違った。英語ニュースやリスニング教材みたいにきれいな英語を話す人はいない!今考えれば、当たり前なのだけど。

そこからはじめて、英語を話す人たちの会話の中に入る+英語でアウトプットする場を作ることを意識。

海外生活が始まってからは、(周りの話がわからないのをぐっと耐えつつ笑、)周りが発する表現をひたすらメモしてストックして、自分の中で貯めて出していく作業が、一番役に立った。

留学中は特に、その日の帰り道、今日起きたことを頭の中で英語でアウトプットするようにしていた。誰かに話しかけるようなトーンで、I know right?とか、つっこみながら。体系だった「お勉強」英語からの脱出。よくある会話の流れや、会話と会話の間をつなぐ語彙がどんどん増えていった。

米国で社会生活を営むための英会話スキルはだいぶ伸びたと思う。今も、英語でなんて言うかわからず詰まるというシチュエーションはあるけど、よく考えたら日本語で普通に会話していても、詰まることはある。That's such a difficult question…とか、It's like…You know…とかすごく適当なことを話しながら、手持ちの語彙で表現する方法を考えつつ出せるようになってきた。でも、今、大学入学共通テストの英語で良い点数を取れる気はしない笑。

ただ、今振り返ってみると、英語を伸ばすための手法は結構一貫している。私の場合は、聞く⇒貯める⇒話すのサイクルが一番身に着くみたい。

2度目の米国生活は、まだはじまったばかり。今は出産前ということもあり、出産・子育てに関する新しい語彙と出会うことが多く、どんどんメモ・ストックしている。これから子供が生まれたらまたサバイバルするための英語も変わるのだろうなあと楽しみにしつつ。

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