幸せの軸を考える
始めてみたnote。
私は今、webライターをしている。でも仕事とは別に自分が思ったことや考えたことを自由に綴る場が欲しい。しかしそれはSNSみたいなものではなく、文章メインで伝えられる場が必要だと思った。ここ数年での私の生活はものすごいスピードで変化してきた。そして考え方までずいぶん変わってしまったようだ。というより、時代が変わったために、自然な成り行きでそうなっただけなのか。子育てをするために自分自身で働き方改革をしたのだが、世の中にはまだまだ外に出て働きながら子育てをしているお母さんはたくさんいるだろう。どっちがいいか悪いかでは無く、それぞれの必要な生活をただ毎日必死でしてるだけなのだと思う。だから、私は私自身の子育ての事、そして仕事のことや生活のことなどについて、思ったことや感じたことをただ書いていきたい。
アフターコロナ。私は2020年から在宅で働いている。現在小学校3年生の息子の為でもあると同時に、自分の為でもある。在宅で働くという事は、通勤時間が無い。その分の時間を家族との時間やその他の必要なことに充てられるのだ。息子のクラブ活動の送迎も余裕で出来ている。今の我が家の生活スタイルに私の働き方は正にぴったり。シンデレラフィットとはこういうことを言うのだろうか。
それまで働いていた仕事には未練は全く無く、収入云々よりも、在宅ワークにより自由な時間を手に入れる事が出来たことに、より大きな満足感を感じている。私の価値観はコロナ前とは大きく変わったような気がする。働いて収入を得るというよりも、好きな事を仕事にして働く事で辛うじて社会と繋がりを持つ事こそが働く目的である。コロナ前は、時間や体力、精神力など様々なものを犠牲にして働いていて、それが当たり前だと思っていた。収入も良くはなかった。でも、アフターコロナはそういう働き方に疑問しか感じなくなってしまった。そして私は、自分自身の意思とは関係のない、別の何かに突き動かされるように、それまで働いていた仕事をあっさり辞めた。
辞めた後はスッキリしていたし、心も体もむしろ満たされていた。安定や収入などというものは幻覚のようなものだ。安定した職場などというものは、今の時代にはもはや存在していない。そして収入は、あらゆる形で得ることが出来る。だから、大きく不安になることも無かった。
人は転機を迎える際、「何か手に職が無いと仕事は辞められない」とか「資格があれば収入が増える」などとよく言う。そんなのも幻想に過ぎないと思う。ハローワークへ行くと、資格取得の為のたくさんの案内があるし、世の中には資格が溢れている。それなのに資格を取得してもすぐにその知識が活かせる場所は本当に少ない。それでも資格取得の為に必死で勉強する人は後を絶たない。そしてその人たちには「お金をかけて学んだんだから、それを活かさないと」という脅迫観念のようなものが付き纏う。
コロナウィルスが原因で亡くなってしまった志村けんさんが著書の中で言っていた。人は何かを学んで身につけてから、それが自分の中で本当に使いこなせるようになるまでには10年かかると。言い回しは違うけど、ニュアンス的にはそんなような事を書いていたと思う。それを読んでから、必ずしも資格取得をする必要は無いし、勉強したかったら、隙間時間にYouTubeで学ぶのが1番手っ取り早いと思った。資格を取るための勉強ではなく、今必要な情報を仕入れる感覚でいいと思うようになった。今どき、机の上での勉強よりもっと便利な方法があるし、それを使わない手は無い。しかも無料でたくさんの情報が手に入るのだ。遠回りより近道を通って目的に近づいた方が効率的なのだ。それに、何より今の自分の助けとなってくれる情報が入手できる。資格という名ばかりの看板では無い、生きた知識である。
私は今、午前中はオンラインで英語のコーチングの仕事をして、午後は子供が帰宅するまでの時間webライターの仕事をしている。英語は学生時代に学び、社会人になってからは英語の翻訳や通訳の仕事をしていた。その経験を活かして今再び英語を活かして働いている。しかしwebライターの勉強は全くした事がない。数年前のNHK朝ドラ「エール」に出てきたセリフにこんなのがあった。「人よりほんの少し努力するのが難しくなくてほんの少しだけ簡単なこと。それが自分の得意なことである。」これは正に私にとって文章を書くことだった。小学校から高校までほぼ毎年作文や読書感想文が選ばれて文集に載ったり、賞を頂いたりしてきた。特に努力をしなくても出来てきた唯一のことだったかもしれない。だから、ライターなら自分にも出来るかもしれないと思った。仕事として働き始めるまでのリードタイムをなるべく短くしたかったのだ。もしもこれから今の仕事を辞めて転職しようかと思っている人は、何か資格を取ろうと勉強する前に、何が自分の得意な事なのかを今一度考えてみて欲しい。もしも自分が得意な何かを探し当てることが出来たら、是非それを仕事に出来ないか考えてみて、そして実行してみることをおすすめしたい。
誰かが成功していたから、私も同じようにwebライターを目指そうではなく、まずは自分の得意な事を探して仕事してみる。苦労して学んでも、即戦力にもならないならば、全く意味がない。時間だけがどんどん過ぎていく。