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033 「切ない思いを置ける場所」 恐山に行ってみた話

青森県の下北半島にある恐山に行ってきました。「恐山」という名前や、「イタコの口寄せ」でも有名なので、どちらかというと怪しげで重苦しいイメージを持っていたのですが、、、実際に感じたのは、空気の軽さ。空っぽだからこそ、いろんな人の切ない想いを置いていける、器のような場所でした。

恐山菩提寺の院代(住職代理)の南直哉さんは、『恐山は1200年続く霊場で、「もう一度会いたい、声が聞きたい」「また会いにくるからね」という死者への思いが地層のように積み重なって形になった場所、その切ない思いを吐き出して、置いてこれる場所、預けられる場所なんです』とおっしゃっていました。

恐山は活火山のカルデラ地帯にあるので、水蒸気やガス、硫黄の匂いが立ち込めていました
エメラルドグリーンの湖と真っ白な砂浜(極楽浜)

私達が恐山に行ったのは、恐山菩提寺の夏の大祭の期間でした。その時期には、普段はいないイタコさんが”必ずいる”らしいという理由でした。イタコさんは、南さんが恐山に入った17年前には30人以上もいたそうですが、今ではもう数名しかいないということでした。イタコの口寄せを見学させてもらった時のことも、ポッドキャストで少しお話ししているので良かったら聞いてみてください。

「イタコの口寄せ」には、朝6時の開門から人が訪れていました。
イタコさんたった一人で、ずっと休みなく、”降ろし”ていらっしゃいました。

コーチングモニターセッションのお知らせ

この4月から、アラン・コーエンというアメリカのベストセラー作家でライフコーチの方から、コーチングを学んでいます。これはコーチがアドバイスをするようなものではなく、その人の心の内側の声を聞いて、自分の中にある答えを探していくというコーチングメソッドです。

元々は、自分の心のセルフケアができるようになりたくて学び始めたのですが、セルフケアができると、自分だけじゃなくて、周囲の人にもポジティブな影響があるのを感じています。

今年の9月までの学びの期間、毎月4名の方に無償のコーチングモニターセッションをさせていただきます。例えば、看護師さんなどケアの専門職の方は、患者さんのケアをするために、学校の先生なら生徒をケアをするために、ご家庭で介護をされている方も、ご自身のメンタルケアを大切にされているかと思います。そのセルフケアの機会としてこのセッションを使ってもらえたらと思っています。

ご関心のある方は、こちらのフォームから詳細をご確認の上、お申し込みください。お待ちしています。https://forms.gle/2GuhMT2ysHVsi1nh8

教えてください

番組の感想のほか、もし分かち合いたいグリーフのご経験をお持ちでしたら、ぜひこちらからシェアしてください。大切に読ませていただきます。

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ポッドキャスト『ナミダの種まき』

ポッドキャスト番組『ナミダの種まき - グリーフケアの学びと私』は、大切な人やものをなくす悲しみに、そっと寄り添うグリーフケアの学びをシェアしていく番組です。

いろんなプレイヤーでお聞きいただけます。

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