#39 【小話】『らしく生きる』とは? 20/100
わたしは、とある協会に所属しています。
それは、【個性】を商品としているところ。
ー自分らしく生きることー
これがそこの美学であり、先生の口癖。
では…『自分らしく生きてない人』は、
ダメな人なのでしょうか?
■習うきっかけは…
わたしがその協会の扉を叩いたのは、
子育てに悩んでいた時でした。
娘のことが理解できず、うまくいかない日々。
ー母として、どうしたら良いのか?ー
悩みに悩んでいた時でした。
結果としては娘の個性を理解することで、
わたしの悩みはだいぶ楽になりました。
そこは今でも感謝しています。
わたしはそこからそれに魅了され認定講師も取得するのですが、
そこから違和感を感じることが増えました。
■劣等生なわたし
当たり前ですが、先生にとってこの協会の存在を広めることが第一目的。
そのために全国に認定講師を増やし、
まさに『その人らしく』活動してもらいたいわけです。
しかし、わたしにとっては正直そこまでの愛はなく…
自分にとっての『肩書き』が欲しかっただけだったんですね。
なので、先生が言う《自分の強み》となる部分はわかっていても、
なかなかその通りには動けませんでした。
そのうちに、結果を出す人が増えてきます。
先生も人間なので、その人たちを評価します。
ー自分らしく生きていると結果が出ますよ!ー
いつもそうメッセージをつけて。
もちろんそれは、先生なりの叱咤激励なのですが、わたしはその度に、周りと比較し、
自分の『不出来さ』から自信を失うばかりでした。
■自信をつけるためのモノのはず…
認定講師になると、その品格や行動もチェックされました(都度ではない)
その看板を背負うわけですから。
宣材写真も撮りましたが、それも協会に合ったもので、実に『私らしくない』ものでした。
まるで先生の
着せ替え人形
のよう。
わたしはそういうことが重なってきて、
『わたしは先生の思うように(=自分らしく)生きられない、結果が出せない。ダメな人間』
だと思うようになりました。
自信をつけるツールのはずなのに、
自信がなくなっていったのです。
そんな気持ちでいたので、認定講師としての活動も積極的にはなれず。
行動もしないので、先生からみたら
『自分らしく生きられてない』というレッテルを貼られていたと思います。
それで昨年はほぼ動かずにいたのですが、
今年住んでいる市で少しずつ個人活動を始めることにしました。
そこで、その講座を開いたのですが…
告知のページを先生に見つけられてしまいました。
もちろん『何をしてるのか?』のチェックが入ります。
そこで説明をした後、きた返信メールがわたしにとってある決断をさせるものでした。
■退会を決意
まずは、わたしがやってきたことを説明し、
連絡しなかったことを詫びました。
その後に
☑︎勿体無い。
☑︎なぜ、事前準備(=わたしに相談)しないのか?
→成功している人は、そう言うふうに動いていますよ。
⇒(だから失敗してるのよ、あなた)
と。
それを読んだとき、
『え??必ず成功しなければダメなの??』
と普通に思いました。
更に、最後に
☑︎せっかくの努力を結果にするために、目的と行動を間違えないように。
とも。
わたしは個性を信じてないわけではないし、
面白いなーって思うけれど、
決めつけたり、決めつけられるのは大嫌い。
それは例え、個性についてすごく勉強されてきた先生であっても。
そこはわたしの逆鱗スイッチなんです。
(やる気スイッチに対抗)
なので、本来であれば今年の末までの契約でしたが、もうこの協会からは退会しようと決めました。
■自分らしく生きないと、幸せではないのだろうか?
結局、『らしさ』って何だろう??
って思うわけなんですが、
今はわからなくてもいいかな?と思ってます。
個性とかも好きだし、
占いとかも好きだけど、
これからはデータからじゃなくて、
その人自身
を観ていきたい、そう思います。
何よりわたしは今、結構幸せなんです。
それは多分、色々な自分に
大きなマル◯
をあげてきたからかもしれません。
わたしが居心地が良いのは“いまここ”なので。
そっちを選択しようと思います。
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