自分との関係は、日々メンテナンスする
家族といると、相手の機嫌や振るまいによって自分の気持ちが左右される。心が揺さぶられて、何だか疲れる。
大切な人ほど、視点がネガティブに傾けばひどい気分になる。
愛の気持ちが大きいからこそ、そう感じてしまうのであって、結局は家族を愛しているという証拠に他ならない。
だから、視点を整えて自分との関係を良くしておく習慣は、家族と過ごす愛おしい時間のためにもとても大切だ。
8歳、5歳、2歳の子どもたちがいるわが家では、まだまだ手がかかる場面も多い。
今すぐにまとまった時間をつくるのは困難な気がしたので、まずは小まめに自分に集中する時間をつくることにした。
(そこに気兼ねなく取り組めたのは、自分の気分の良さが何よりも価値あることだと知っていたからなので、エイブラハムの教えに触れることができて良かったと心底思う。)
まずは子どもたちが寝ている時間(朝と夜)に瞑想を始めた。
朝には、私が良い気分に感じるところのリストも書くようにしている。これは良い気分の勢いを育てておくためにやっているので、日中も少しでも時間が空いたら書いている。
ワイヤレスイヤホンを導入し、気分良くなれるようなラジオ音源や音楽を聴きながら家事や育児に取り組む。どうせやると決めたのなら、いかに楽しくできるかを工夫する。夫や子どもたちと会話するときには、集中したいので必ず外すようにしている。
そして盲点かもしれないけれど、とても大切にしていることがある。
それは、疲れたり集中が切れたりしたときに必ず休むこと。
休むことへの優先順位を、自分の中でかなり上げたのだ。
疲れは、本来の内なる自分の波動に調和できていない状態が続くことで起こる反応なので、その都度エネルギーを補給してあげることが必要だ。好きなことをしていたとしても、集中が切れたときには潔く休憩をはさむ。その方がずっと楽しく取り組める。
(好みではないものや情報を意図的に見ないようにするのも重要だと思う。)
休みにすることの内容としては、短いお昼寝のあと瞑想できるのが理想だけど、時間的に難しいときには頭皮をゆっくりとマッサージしながら、呼吸に集中して思考を休めるようにしている。精油の香りを嗅ぐのもいい。
だんだんと、そんなことが当たり前になってくると、子どもたちが自由に過ごしている間に、私も個室にこもってラジオを収録したり、文章を書いたり、絵を描いたり、エクササイズをしたりということが、自然とじゅうぶんにできるようになってきた。
だって、何をどれだけこなすかよりも、気分良くいられることの方がずっと大事なのだ。それを知っていれば、今やりたいことをやらずに我慢する理由はどこにもない。他のことはどうとでもなる、と思えるようになった。これまではできない言いわけが先に浮かんでしまい、なかなか取りかかれずに疲れていることも多かったので、すごい変化だ。
そして、大がかりなことよりも、日常的にこの状態をキープするほうが大切だと思っている。やりたいと思ったことを、その時の気持ちに従ってサクッと取り組む。小さな我慢に気づいてやめていく。思いついたら取り組む、そのフロー(流れ)を勢い付けていく。
初めは自分の心がソワソワしていて子どもたちの邪魔が入ることもあったけれど、今はそんなこともずいぶん少なくなった。
それは子どもたちを教育したというわけでもなく、「私に今きた直感が何より大事だ」という私の態度が反映しているからそうなっている。
急には変わらなくとも、こちらが周囲の人たちから影響されない姿勢でいればそれが波動として反映されて環境は整っていく。
だから最初から上手くいかなかったとしても、自分で水をさすのはやめて、ぜひ続けて勢いを育ててみてほしいと思う。
他人はコントロールできない。たとえ家族でも、他人の考えや振るまいは変えられないし、変えようとしてもお互いの幸せには向かわない。他人の引き寄せるものも、その人次第なので変えられない。
でも、自分のことなら自由に変えられる。
私たちは自分だけの力で、望むものを引き寄せることができる。
そのために、今良い気分でいる。波動の状態を少しずつでも望むほうへ改善していく。
心地いい状態が自分の中で当たり前になるほど、望むものは簡単に流れてくるようになるし、結果的にその波動が周囲の人に良い影響を与えていくことになるので、愛する家族のためでもあるのです。
私の発信を見てくださっている方が、ご自身との関係に集中して取り組む仲間になってくれたなら、とてもうれしく思います。
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