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朝ドラ『虎に翼』 自分に重ねて見てました

『虎に翼』が終わってしまいました…
1週間の総集編を見て涙を流し
録画した全話をみては号泣する私の週末が9月で終わりました :’-(

最後の頃には主題歌の「さよーならまたいつか!」を聞くだけで涙が出るほどの“パブロフの犬”…状態だったので、正直ロス感が半端ありません。

なぜそこまでハマり、見るたびに涙したのか…
自分と虎ちゃんを重ね合わせ
自分ごとにして見ていたからのように思うのです。

女性特有の生きづらさや社会や大人たちへの理不尽さに
私も「はて?」「はて?」と声をあげてきた方だと思います。
若い頃はその「はて?」に、激怒されることもあった一方
面白い子がいると期待してもらえたこともあったけれど
年と経験を重ねていくと「はて?」の威力の大きさに驚くことが多い。
ドラマの中で新潟への異動を命じられた回が放送された頃

「私、思い上がっていました」「すっかり天狗(てんぐ)になって……」と自身のこれまでの言動を反省した虎ちゃんに対し
「キャリアを重ね、俺たちという後ろ盾がある君は、もう昔の弱い者じゃあない。今の君の『はて?』は非常に重い。周りを動かす力がある」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第74回より

↑といったやりとりがあったけれどまさに、その通り。
キャリアも後ろ盾もあり、頼りにされている人間は、とてつもなく努力し、頑張っているのだが、そのストイックさを周りにも強要してしまい「思いあがりや」「天狗」になってしまう可能性が否めなくはない。そして、そんな人間の「はて?」の破壊力も半端ない。

虎ちゃんのように優秀かどうかはおいておいて
私も同じ時期、同じような理由で部署異動を命じられたタイミングだったので大いに反省し、共感し、号泣しました。

このシーンに限らず、虎ちゃんや彼女を取り巻く人たちの「はて?」という名の社会への問題提起に大いに共感し、そして心が救われ、自分をハグしているかのような気持ちでドラマを思う存分堪能しました。
過去の私、今の私を重ね合わせ、そして未来の私に期待をした半年でした。
もう一度最初から見たい。

このドラマ、私は今を生きる女性だけではなく、男性の方たも見てもらえていたらいいなと思いました。
今までにない、「特異性を信じ、応援し、伴走する」令和の新しい男性像が、大正〜昭和を生きた男性の姿で描かれているように感じたから。
「女性の社会活躍」「キャリア形成」を男性目線で考えるきっかけになればいいのになと思う。

ドラマの終了から1週間しか経っていないので
私は「はて?」の一言でもまだ泣ける。
もう一度最終週の録画を見て、涙を流したいなと思います。
ちょっとした“涙活”かもです。

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