自閉症の長男、中学校に行くの話⑧
中学校に通いだして2週間目となる月曜日の朝。
起きてきた長男の顔がどことなく暗い。
ご飯を食べた後もゴロゴロしている。
これは学校に行きたくないんだろうなー、と察する。
父親が仕事に出て行った後、
「今日、4校時終わったら帰ってきていい?」
そうか、1日居るのが嫌だったのね。
「金曜日頑張ったもんね。うん、いいよ。」
本当は、給食までを食べてきてほしいところだけれど、自分で決めたことだ。
無理強いはしない。
4校時で帰って来れると確信して、息子の顔は明るくなった。
これで良し!
自分の意思を伝えることは大事なことだ。
学校では、まだ遠慮があって、言いたいことが言えない時もあるらしい。
少しずつ慣れていけば、小学校の時のように楽しく行けるようになるだろうと信じて今を過ごしている。
帰ってきて、
「ヤバイ😱英語が全然わかんない。」
と言いながら、宿題に取りかかる。
「お母さん、これ、何て読むの?」
そう言われて、プリントを見てみるとbaseballやbasketballの文字が…
これが読めないのは、ちょっと不安だ。
とりあえず、書いて覚えるしかないと自主勉強にとりかかる。
あんまりひどい時には先生に相談しないとなんて思う。
まあ、学校に楽しく行けることがいちばんだけれど、やっぱり期待してしまうのが親なのだろうか。
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