♯子どもの詩 ある晴れた休日
あなたがまっすぐ線を引いた
もういろいろ描かれた紙の上が
さらに埋まっていく
もう冬のようで
暖かい日差しと
冷たい風が
混じっている
そんな昼下がり
あなたはパパを待っている
あなたのご飯を買いに出掛けたパパ
大きく風が吹いた
あなたの短い髪が大きくなびいた
風を振り切るように
あなたは立ち上がる
あなたは
走り出した
もう待っていられなくて
靴も履ききっていないまま
どこにいるかわからない
パパを追いかけた
あなたは突然立ち止まる
でも近くにいるパパには気づいていない