「喧騒からの静寂」
とても静かだ。久しぶりに独りの時間を楽しんでいる。一冊の本を読み終え、雨が上がったので近くの公園まで散歩した。湿気と気温が高く、Tシャツ一枚で十分だった。途中何度か深呼吸しながら、言葉にする。"思えば遠くに来たもんだ…"。
見知らぬ土地、慣れない言葉。慣習やしきたり。いつになったら、慣れるのだろう?無理に慣れる必要はなく、むしろ慣れないままでもいいのかもしれない。たまたま"今はここに居る"だけかもしれないし。数年経ったらここもまた通過点の一つになっているのかもしれないし。
あっという間に桜は散り、躑躅に変わった日本。躑躅の花言葉は「節度」「慎み」らしい。しかし赤は「恋の喜び」、白は「初恋」だという。歩きながら、昔付き合ってたボーイフレンドが私の髪に飾ってくれたことをふと思い出した。何色の躑躅だったのか?までは思い出せなかった。
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