ドルチェが10年早く猫又になりました
ドルチェは20歳になったら猫又になる予定でした。
あと2か月で10歳になるところ。
この12月初めに獣医さんから急な余命宣告を受け
2〜3日しかもたないと言われながら
20日頑張り続けました。
この20日で、足りない10年を埋めるように
すごくすごく濃厚な日々を過ごせました。
まるでわたしたちの為に頑張ってくれたように。
ドルチェも強く意思表示して、やりたい事をして
嫌な事は拒みました。
けれど、命に係わる毎日10回の2時間ごとの
強制給餌はとても辛く
ドルチェもわたしも苦しかったです。
それでも頑張って頑張って耐え、さいごまで自分の足で
おトイレに行き、大声でやりたい事を伝えてくれました。
もう二度とできないと思っていた抱っこでのお散歩を
ねだってくれた時は嬉しくて泣きながら歩きました。
だんだん体温が作れなくなり、外気との差をなくそうと
冷たい所に行こうとするので
わたしも一緒に行き
ドルチェの身体を包んで添い寝していました。
「やりたい事をさせてあげたい」
その思いと、
「命に関わることは強制する」
との思いが共存していました。
主人が「もし、ピンピンコロリだったら
それだけドルチェが頑張ってくれた証拠だね」と
言っていたように、ほぼ苦しみを見せませんでした。
検血の数値では、かなりしんどいはずなのに。
すごくすごく頑張ってくれました。
家族が見守る中、天に昇りました。
ドルチェが見せてくれた強さと美しさを胸に
わたしも生きて行きます。
ドルチェを可愛がってくださった皆さま
本当にありがとうございました。
☆猫好き漫画家☆