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【語学を学ぶこと】 勉強やらされている...から学ぶ喜びを取りもどす
英語コーチ・日本語教師の 永木 れいか です。
外国語を学んでいる人にとって、学びのプロセスそのものが意義ある、楽しいものであって欲しい。その先に、自由でやりたいことのできる人生がある、そう考えて外国語習得のサポートをしています。
日本語学校で、ロシアから来ている3週間の短期留学プログラムの生徒さんのグループを担当しています。
今日はテキストの19課を学びました。1日1課ずつ進めるプログラムです。
2コマ連続の授業。1コマ目が終わり休憩時間にはいる前に「次の時間では、すこしだけ12課をやります」と伝えたら、
ぱちぱちぱち、と拍手がおきました
「やったー」と喜びの声も
シャイな I さんも笑顔に
この盛り上がりはなぜかというと、、、
第一回目の授業で、8課と12課を教える予定だったのですが、時間がなくて12課を飛ばすことになってしまったのです。
無理してつめ込むより「わかった」を大切にしよう、しょうがない、と思っていました。
そしたら先週、学生たちが「12課は次回やるんですか?」と期待のこもった眼差しで聞いてきました。
「時間がないんです」と答えたら、「少しでもいいからやりたい」と言っていたのを思い出しました。
「やったー」+拍手がでるほど やりたかったのか…
休憩時間がおわって12課を始めると、学生たちはいつも通り一つひとつの単語を声に出して確認したり、例文を作るのに積極的でした。
1日で2課も進んで、きっと頭が新しい知識でパンパンのはずなのに。
日本語を学ぶことに対する喜びが、彼らの表情や声から伝わってくる。こうなると、教えるほうも楽しさ2倍増し。
授業って、新しい文法とか単語とか単に知識を伝えるだけではなく、学ぶ楽しさや成長を一緒に感じる場なんだな
最近、どうやって教室の外でも勉強させるか、みたいなことばかり考えていたなぁ
目の前のロシア人たちはまったく違うマインド
これでもっと日本語が話せるようになる、
今やっていることがちょっと良い未来へつながっている、
今日の授業で感じた『学ぶ喜び』を、これを読んでくれている皆さんにもお届けしたい。
いま学んでいることは、あなたをワクワクさせていますか?
新しいことを知り、成長する喜びを感じていますか?
もし、勉強させられている気分だったら、もう止めてしまえー
というわけではなく、
わたしがロシアの留学生に教えてもらったみたいに、すこし見方をズラしてみると、「学ぶ楽しさ」が見えてくるかもしれない、そんなことを伝えたいのです。