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【英語コーチのお仕事】どうやって褒めたらいいですか

英語コーチ・日本語教師の 永木 れいか です。
外国語を学んでいる人にとって、学びのプロセスそのものが意義ある、楽しいものであって欲しい。その先に、自由でやりたいことのできる人生がある、そう考えて外国語習得のサポートをしています。

年末、1つの質問をもらいました。それ以来「褒める」について考えていました。

その質問は、英語コーチングの同業者さんからでした。メルマガのプレゼント企画から無料カウンセリングに申し込んでくれたんです。想定外のお申し込みでしたが、同業者さんとの交流って思っているほど多くないので、とても良い機会になりました。

いつものカウンセリングは「英語コーチング受講を検討している人」を対象としているので、同業者さんからの申し込みにドキドキ。


その英語コーチさんの質問が、

「どうやって褒めたらいいですか」


文脈が理解できなくて「へ?!どういうことですか?」という間抜けな答えしか出てきませんでした…申し訳ない。

詳しく話を聞いてみると、

「英語学習者さんのモチベーションを上げるために、たくさん褒めたい。でも、どうやって褒めていったらいいのか分からないから困っている」


初めて聞く悩みです。正直にそう伝えると、

「周りには褒め方がわからない”先生”って結構いますよ」

そうなんだぁ…


「褒めよう!」と思って相手に何かを言うことって、あんまりない。夫が料理をした時くらい笑

そんな張り切って褒めることなくないですか。というか褒めているのだろうか、わたし…

褒め方を教えられる自信がなかったので、普段、クライアントさん達にどんなことを言っているかを伝えてみました。

1)クライアントがやっていること

セッションは週1なので、1週間自習してきてくれたことを一緒に確認します。それを「〇〇をやってきたんですね」と言う。

心の中はこんな感じ↓

やったこと見ていますよ。
あなたの努力は知っています。
見守っています。


2)クライアントができるようになったこと

自分の変化って気がつきにくいから、誰かに言ってもらえると嬉しいですよね、良い変化は特に。毎日やっていることが何の変化にも繋がっていないとヤル気も凹むので、細かく記録を取って、細かく「〇〇できるようになっています」と言う。

心の中はこんな感じ↓

成果でていますね。
嬉しいですね!
この調子でいきましょう。

できないことって自分でどんどん見つけられるけど、できるようになったことって意外と自分では気がつけない。「できなかった自分」ってすぐ忘れちゃうんですよね。

3)少し先のクライアントの姿

今やっていることを続けたら、どうなれるかを伝える。「こうなるために今〇〇をしています」とか「目標は〇〇ですね」と言う。

目の前のことに一生懸命になると、何のためにやっているか分からなくなることがある。忘れちゃうんですよね、人って。

今やっていることが、ただの「毎日やる作業」にならないように。

こんな感じでしょうか。1人1人、状況も違うので色々だと思いますが。目の前の人のために考えていることは、いつも同じです。



思いがけない質問から、自分の仕事を振り返るキッカケをもらいました。ありがとうございます。質問者さんにも納得(?!)してもらえたようです。


ところで、「同業者」ってあまり好きになれる言葉じゃない。ライバル的な雰囲気が醸し出されるから。英語コーチ(日本語教師もだけど)って孤独な仕事なんです。1人で悩みと向き合うことが多いから。だから、同業者さんとの繋がりって大切。

わたしの知っていることなら何でも共有していますし、わたしも若い人からアプリの使い方や新しい視点を教えてもらっています。

「どうやって褒めたらいいですか」

この質問から「褒めるとは…」と考えました。やっぱり、わたしはあまり褒めていないかもしれません。今度クライアントさんに聞いてみたいと思います。

「もっと褒めたほうがいいでしょうか?」と。

相手あっての自分。クライアントがいてのコーチング。何か悩んだことがあったら直接クライアントに聞いてみるのも一つの手です。

いろんなスタイルの英語コーチがいるので、こんな交流は楽しいです。また、何かあれば相談に来てくださいね(何でも相談OKの無料カウンセリングは年末で締め切りました)








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