【日本語教師】小さな疑問を解決することも大切
英語も日本語も他の外国語もそうだと思うけど、間違いや細かいことを気にしすぎると話す勇気がくじかれるから、「通じること」を目指して言葉を使ってみるといい。
これは一理あります。頭ではよく分かります。
「間違えてもいい」
でも実際は、たとえ細かいことだとしても話しているときにある文法とかが気になってしまうと「どうだったけ?」と、話すための思考が止まっちゃう。
英語でいうところの「ここは、a ですか? the ですか?」とか「前置詞はこれでいいですか?」とか細かい文法も気になったときには、イチイチ解決していくのがいいと思う。
文法書を舐めるように勉強するより「気になったとき」ベースで調べたり、聞いたりして解決していくのがオススメ。人間、知りたいときに入ってきた情報にはアンテナがはるらしいのです。
今週の日本語の授業で、こんな例文が出てきた。
いま使っているテキスト「できる日本語」は、これまでの日本語の教科書に多い、いわゆるデスマス調だけでなく、「聞かれたんだ」のような「ともだち言葉」が学べる。
いいな、と思う。
デスマス調しか知らないと、なかなか外の世界でそこら辺にいる日本人と仲良くなりづらいような気がする。やっぱり「ともだち言葉」で話したほうが親しみを感じやすい。
クラスに今月から入ってきた香港出身の I さんは、とくに「ともだち言葉」の学びに熱心です。
「ニセコで働き始めたときに友達をたくさん作りたい」
使う姿をイメージして語学を学ぶと楽しさも倍増するし、脳みそにも定着しそうです。
その I 君から質問をもらいました
「んだ」
確かに、この状況で使うよね。
「おばあさんに聞かれた」じゃなくて「聞かれたんだ」のほうが自然に聞こえる。
でも、「何ですか?」と聞かれても答えられない…頭をフル回転で、思い出そうとしてみる
こういうときは、もちろんゴマかす!
じゃなくて…
そうしたら、I 君が
「この日本語はこれから使うと思います。使いたいです。だから知りたいです」
わ〜、一気にやる気が増しました。しっかり調べて、ほぐして分かりやすく伝えられるように頑張るぞー
小さな疑問、細かい文法も、気にしすぎて口を閉ざしてたら勿体無いから「通じること」に視点を合わせるのがいい。でも、「気になること」「知りたいこと」は小さいことでも1つずつ解決していってスッキリするから、抵抗感なく口から出てくるってこともあります。
I 君の前向きに日本語を学ぶ姿に、いつも力をもらっています。こちら記事も語学を学ぶ人に参考にマインドセットだと思います。ぜひ読んでみてください!
「海外のお客様にも自分の言葉で商品や会社のことを伝えたい」を一緒に実現する英語コーチングのお問い合わせはこちら
英語で商品説明ができるようになろう!
メルマガ登録で「商品や会社紹介に使える必須表現20」進呈中
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?