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50代の経営者が英語を学ぶメリット③

これから英語を学び直したい経営者さんを
応援する 英語コーチ 永木れいかです。


わたしには英語が苦手な夫がいます。彼は今週、ハワイに行って英語でプレゼンをします。備えあれば憂いなし、を目指して準備中。そんな彼と話していて心に浮かんだことについて書いています。第二弾です。

第一弾はこちら↓

わたしの夫は「経営者」ではないですが、研究室の運営者として忙しくも充実した日々を送っています。

経営者さんと、とてもよく似た状況なんじゃないかな、と思います。

彼は50代です。ある一定の年齢を越えると語学ってムズかしいよね、っていう前提をくつがえし、ずっと苦手だった英語と最近いい付き合いをしています。

今回はその理由について。

英語の苦手な理系研究者がアカデミックキャリアを築きながら英語に苦戦して、克服したりしなかったり、そんな話です。


私の感じる、夫が英語アレルギーを克服しつつある理由は、

自分の研究室がもてたから

彼の英語恐怖症は、ほぼ20年モノ


その間、定期的に英語プレゼンをする機会があったり、大量に英語論文を書いて添削してもらい、英語でお喋りする社交の場も数多くありました。

その度に「やっぱり英語は必要だし、やらなあ アカン」ってなるけど、続かない。
このサイクルを15年まわしてきました。



海外にたびたび行く夫を見て、昔から英語をマスターしたがっていた父は、

「永木さんは(夫)ずいぶん英語できるようになったの?」

と、よく気にして聞いてくれていました。

その度に、わたし「うーん、まだ厳しいみたいだよ」って言うと、父が

「そうか、やっぱり英語を話すのはむずかしいことなのかぁ...」

と、自分自身が英語にトライして、うまくいかなかった経験を重ね感慨にふけっていました。


クライアントさん達から学んだ、「50代から英語を学ぶのは若者にはない有利さがある」理由が2つ

1) 切実な想いがモチベーションになる

2) 言いたいことがあるのは強い

夫は、過去20年ずっと切実でした。研究者として成果を英語で情報発信することは必須だから。

そして、言いたいことは山盛りでした。研究が好きで朝昼晩ずーと考えているから。

彼にとっては、この2つの理由は英語学習がうまくいくには充分じゃなかったんですね。

「学習者さんを見ててこんなことがわかりました!」って自分で書いておいて、別のことを書くのは矛盾しているようですが、いろんな人がいて、いろんな学び方があるので、新発見をして昔の事実がくつがえるのは、よくあることなんです。

言い訳がましいですが、、、

英語を学んでいる人も、いつも自分は変わり続けていることを知ってると、すごく良いと思う。昨日までの学習が今日もピッタリじゃないかも、って思うと自分の学びがより把握しやすくなる。

英語が話せるようになって、ストレスなく学会発表ができたら、どんなにいいか...

新しい反応条件とか合成プロセスについて、もっと本気で議論できたらいいのに...


そんなトーンから、ここ数年すこし変わってきました。

こんなに海外出張があるなら、もっと話せたほうが楽しいだろうな〜

研究室にたくさん外国人の学生や研究者を入れて国際化したい

より良くなるために英語

そんな前向きな気持ちが滲み出てくることが多くなりました。

「自分の研究室」という守るべきモノをえて益々パワーアップして頑張っている夫。

心も充実して、英語への向き合い方がかわってきたみたいです。

そんなエネルギーをもつ人を見ると無性に応援したくなっちゃいます。わたしの「彼の英語力を爆上げするぞー」熱も、最近高めです笑笑


アカデミックキャリアって独特の世界です。能力と実績だけじゃない。タイミング、運、コネ、そんなものが渦巻く場所。

自分の研究室をもつ、って一種のプチゴール

1回戦イッチョアガリ

本当の苦労はわかってあげられてないだろうけど、そばで見ていた4〜6年間の夫は

「研究室をもてるのか、くすぶるのか」

「次が決まらなかったら、どうしよう」

ずいぶん葛藤していたと思う。

浪人、留年の多い彼は人より5年おくれ。自分より若手が教授に決まっているのを見て、心臓が縮み上がってたんじゃないだろうか。

そりゃ苦手な英語と向き合えないハズだ。

そんな彼がプチゴールを切って、将来の憂いがある程度なく、より良くなるために英語をやるとき百人力が出るんだな、と。

より良くなるための英語、応援してまーす!


書きながら、英語の要素がどんどん薄まっていってしまいました... ハワイの学会準備は、スライド40枚中5枚おわったそうです。本番まであと3日。ギリギリを攻める図太さは育っています。

英語も他のことも、始めるべき時期ってあるんだなと、つくづく感じました。アガらえない逆風のときは無理せずにいきましょう。

そして走り出すときには一気にいけたらいいですね!


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