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【英語学習のネタ】なんで英語をやってるんだったけ... 初心に戻れる本

こんにちは。
英語コーチの永木れいかです。

英語を教える仕事をしていると
「何かいい教材ありませんか」
と聞かれることがあります。

逆に
「面白い教材ありましたよ」
と教えてもらえることも多い。

【英語学習のネタ】では、
今の英語レベルなどをあまり気にせず、
「いつもと違うことやってみようかな」
と気軽に取り組めるネタを紹介します。

せっかくなので英語学習者さんに
教えてもらったものを中心に。

「みんな色々試してるんだな」と
刺激になるのでは!と思います。

Enjoy!


今日は東京に来ています。施設で暮らす母と月1の面会ができる日。そして今回、もう一つ特別な行き先があります。

千葉県柏去市。

昨年、結婚した妹の暮らす街に遊びに行くこと。楽しみです。

旅行中は必ず新しい本を1冊もっていきます。読みかけの本があっても、そのときの気分に合った本を選んで、旅のスタートと一緒に1ページ目から読み始めるのが好きです。

今回もってきたのが、こちら。

計6年間にわたる彬子女王のオックスフォード大学留学について。
女性皇族として初めて博士号を取得したらしい。
高学歴な方ばかりだと思ってたけど、博士課程まではいかないのですね


先週の月曜日、英語コーチングのクライアントさんに教えてもらったばかりの鮮度の高い1冊。

「いろんな意味で刺激になって、英語のモチベーションが上がる」

そう聞いて早速、買ってみました。

どういう意味で刺激になるか聞いてみると…

・海外での暮らしに思いを馳せてワクワクする
・皇族の方も英語で苦労してたんだ、と共感する
・難しいことに挑戦する姿に勇気づけられる

本を手に取る前から読みたさMAX

昨日から読み始めて、172ページ目。まだ半分弱しか読めていないのですが、ぜひお勧めしたい!と思い、イビキをかく息子の隣でnoteを綴っています。


疎外感は自分だけじゃない

彬子様は留学当初、「英語の壁」を感じていたそう。

…新入生歓迎のためのオリエンテーリングのイベントがあった。とりあえず参加してみたものの全然楽しくない。すでに友達グループができており、イベントが終わるとそのグループごとにわいわいとバーに飲みに出ていってしまった。私はバーに入ることもできず、部屋に戻った。ドアを閉めた瞬間に涙がこぼれた。思えば、あれが留学生活最初で最後の「帰りたい」と思った瞬間だった。

「赤と青のガウン」彬子女王 p.42より

あー、そうだった。そうそう、こんな感じだった。
パーティーやイベントでの居場所のなさ。どういう顔をして、どう立ち振る舞っていいか分からない。誰もみてないのだろうけど。疎外感。わたしも思いました…

「なんで留学なんてしちゃったんだろう…」と。

英語でみんながわいわいしている中でポッと軽く口を挟むなんてできない。「何か言わないと」「なんて言おう」って考えている間に、あぁぁぁぁぁ話題が変わってしまったぁぁぁ、なんてことが何度あっただろう。

彬子様も同じ思いをしたんだ…

いまも、どこかで海外でのイベントとか英語会議とかで、疎外感を感じている人がいたら知ってほしい。仲間はたくさんいます、と。

同じように「英語の壁」を感じて、越えようとしている人がたーーくさんいると思うと勇気が出てきませんか。


英語やってるのはなぜ?ルーツに戻ってみる

彬子様は学部留学のときにはケルト史を専攻されていたが、博士課程では日本美術を研究された。

海外で日本美術を研究しているというと、不思議な顔をする人は多い。だいたい八割くらいの人に「どうしてわざわざ外国で?日本ではだめなの?」と聞かれる。そこでこの章では、なぜ私が英国で日本美術を学ぶことにしたかについてお話ししてみたい。

「赤と青のガウン」彬子女王 p.97より

この章のタイトルは「一期一会」

オックスフォード大学で、ある先生の厳しい個別指導を受けるなかで、日本美術に関する考えが深まり磨かれていき、彬子様の博士号の研究テーマが定まっていく様子が書かれています。

読みながら、私自身がオーストラリアに留学したルーツ、今の仕事や自分のアイデンティについて思いを巡らせました。

「外の世界に飛び出したい」
「今よりちょっと良い場所があるはず」
「押さえつけられず自由にやっていきたい」

小中高と「何か違う」と思いながら毎日暮らしていた私に、英語やってみたら?海外に行ってみたら?と言ってくれた先生がいて、それを応援してくれた家族がいて。

そうだったな….

しみじみ思ったら、「よしっ。今やるべきことを頑張るぞー」と力が湧いてきました。

何かのキッカケ:心が動くことがあったから、今やっていることを始めた。それを思い出すことで、初心に返る。

ルーツを思い出すと、今やっていることの意味や価値がクリアに見えて、前に進む力になります。


「どうしてわざわざ外国で?日本ではだめなの?」

彬子様が英国で日本美術の研究をしていると言うと聞かれるらしい


英語をやっていると、こういう質問されることありませんか?

「どうして今さら英語なんてやってるの?」
「ChatGPTに訳してもらうんじゃだめなの?」

同僚に「どうして英語なんて」と言われてモヤモヤしました、と聞くと悲しくなります。多分、聞いている人には悪気はないのだろうけど、こういう言葉に勇気をくじかれる人もいます。

自分が決めて努力していることを他人に説明する義務はない。


頭では分かっていても、忙しくてサボりがちな時とか、最近あんまり上達していないなと思っている時に、この手の質問をぶつけられると、凹みます。

そういう時にもルーツを思い出してみるといいかもしれません。
自分なりのキッカケ、心が動くことがあって、今わたしは英語をやっているんだ、と。


おわりに

英語の学びを進めるのに必要なのは、「英語の知識」だけじゃない、と最近つくづく感じます。総合格闘技です。心技体です。

今回ご紹介した本は、英語をやっていく心を作っていくのに役に立つのでは、と思います。

英語の壁のせいで疎外感を感じるのは自分だけじゃない

英語をやっているのは〇〇だからだった

キッカケは1つじゃないと思うので、たくさん思い出してみてください

心を整えて、英語をやっていけたらいいですね。

ぜひ読んでみてください。冬の読書を一緒に楽しみましょう!



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