フランスで出会った日本語学習者さんが教えてくれたこと
こんにちは。
フランスに1ヶ月滞在中の
英語コーチ/日本語教師の 永木れいか です。
趣味でフランス語を学んでいます(初級レベル)
いま、夫の海外出張に便乗して、フランスのストラスブールという都市に来ています。
先日、日本にいる妹にLINEで聞かれました。
夫はストラスブール大学に行って講演したり、息子はレンタサイクルで街中を探索している。「(男2人は)日本にいるときと大差ないけど平和な日々を送っています」と報告したときにもらった素朴な疑問。
わたしも「日本にいるときと大差ない日々」を送っています。
日本語学校はお休みしているけど、英語コーチングのほうはオンラインで打ち合わせしたり、レッスンしたり。デバイス販売の方も、製品の発送はしてなくても注文を受けたり、特注品の打ち合わせをメールベースでやっています。
妹の質問から、「こんな暮らしがしてみたい」と日頃から妄想していた未来が実現できていることに気がつきました。ありがたい、ありがたい。
そして、日本語学校をお休みしている代わりに、ストラスブールで日本語を学んでいる人とお会いして話をする機会を作ってみました。
3人の日本語学習者と出会うことができました。
その3人は全然かかわりない別々の人生を歩んでいる人たちなのですが、面白い共通点がありました。
それは3人の日本語学習に対する姿勢です。
とにかく「私」を大切にしている
話の流れは相手にお任せしているので、「はじめまして」から始まって色んなところに話題はうつるけど、3人とも「私の日本語学習」を中心に話すんです。目をキラキラさせて。
たとえば、Coralieさん
漢字への熱い思いを語ってくれました。
家に帰ってから「このテキストを使っています!」と写真まで送ってくれました。
新米日本語教師にとって、こういう情報はありがたい!日本語を学んでいる本人が「素晴らしいテキストです」というものを教えてもらえてラッキーです。早速、入手してみたい。
わたしがフランス語ができる人に出会ったらする話って、こんな質問ばかり。
もちろん普通の会話もするけど、やっぱりフランス語習得について知りたい!って気持ちがあるから、色々聞いてみる。
でも、そこに「私」はない。
かなり迷惑な質問ですね。わたしが日本語について、この質問をされたら困る。だって、「良い方法」は人それぞれ違うから。
答えは外じゃなくて、内にある。
フランス語でも日本語でも外国語を身につけるのは、とても個人的な作業。しかも長〜い間とり組む。だから、「私」がやりやすくて、「私」が楽しくて、「私」が続けられる方法を意識的に見つけることが大事。
「私」を大切に学ぶ方法を選ぶから、Coralieさんも熱い想いで日本語を勉強しているんじゃないかな、と感じました。
これが、フランスで日本語を学んでいる人と話をして、わたしが学んだことです。外国語を学ぶ者として、外国語を教える者として、とってもいい気づきをもらいました。
どうぞ、皆さんの外国語学習にもお役立てください。
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