重力に負け続ける顔面の皮膚が気になり始めたのはコロナに突入する少し前ぐらい。
ま、他人に会わないから皮膚が垂れ下がっても良いか…とコロナ禍は完全に放置。そして気付けば新しい日常の到来でコロナ以前よりも毎日沢山の人に会うようになり慌てて試行錯誤し始めた。
そんな時に肩を壊し見た目に反して肩周りの筋肉がガチガチであることを理学療法士に指摘され、やらないよりはマシであろうとマッサージガンを新調して全身をダダダダダダと揉みほぐすのが日課になった。
最初は顔を除く全身に使用していたがふと説明書を読んでみると顔や頭皮にも最適と書いてある。恐る恐る試してみるとこれがとてつもなく気持ちが良い。頭皮が柔らかくなると髪の毛も手触りが良くなるし、顔の皮膚が引き上がると何故か足の爪先がポカポカする。患部から離れた部位を整えると不思議と患部の不具合が改善するという経験はこれまで幾度となくしているが顔面と爪先は驚きだった。
それからというもの出勤前は20分ぐらいかけて弛み切った顔面をドドドドドドと地ならしするのが新たな日課になった。やってる時の顔を鏡で見てみると水から上がったゴールデンリトリバーがブルンブルンと水を払っているような皮膚の揺れ方になっていておぞましい。
でもね、やらないと首をパッと動かした時に時間差で頬の肉がブルンと遅れてやってくる不快感からは逃れられないから諦めずに続けようと思う。そして弾力性の強い食べ物も食べないと二重顎も取れないから3日程屋外に放置してガッチガチになったHariboも常に常備しようと決意。
