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「ねぇ、あのほらあの映画に出てた女優さん誰だっけ?小柄でショートヘアで幸薄そうな、ほら、、、」みたいなやり取りが高齢の両親だけでなく身の回りで日常茶飯事になってきた。
僕の場合、だいぶ前から人の名前と数列関係を忘れるどころかそもそも記憶する時点で壊滅的な欠陥により覚えられないのだが、それでも何とかして覚えようと努力した結果、頭文字で覚えるのではなく構成している文字列の一部で覚えるという癖がついた。
例えば「木村拓哉」なら「Y」が入っている、という仕様だ。子音と母音の組み合わせの「や」で覚えれば良いものをわざわざアルファベット表記に脳内で変換し特徴的な一文字で覚えるものだから「拓哉」がまず出てこないし、「木村」なんて何光年も遠い。
今朝、Instagramのストーリーを流し見していたらパリ在住の友人が蚤の市で見つけた面白い品の写真を載せていて、とても共感出来たのでそのエピソードをついでに書いておく。
写真はお世辞にも可愛いとは言えないブルドッグのイラストが描かれた玩具の外箱のようなもの、イラストの上にはデカデカと「G」と「g」のロゴが載っている。もしかしたら「G」は玩具メーカーの会社名なのかもしれないが、どう見てもフィーチャーされているのはブルドッグでありそれならば「B」とすべきではないのかと友人はツッコミを入れていて、僕は思わず「いやいやいや、Bulldogは『G』なのよ!」と深く頷いた。
記憶するシステムとしては明らかに欠陥であることは重々承知しているが、このポンコツな脳を僕は愛しく感じるのだ。
今日はいつもど忘れしてしまうGeorge Clooneyをすんなりと思い出せて嬉しかった。勿論、思い出し方は「ニーがどっかに付く人」だったのは言うまでもない。
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着眼点がいつも独特でアンティーク品に並々ならぬ愛情を持っている友人のInstagramのアカウントはこちら。