Xmas List ⑦ 武藤寛さん
最後を締めて頂くのは黒二点の武藤さん。
ピアノがお得意とのことでしたので是非弾き語りを!のリクエストに始まり、司会進行やデュエットも数曲など無茶振りの限りを尽くしてしまい本当に申し訳ないことをしてしまいました。
後でお聞きしたら初日は覚醒してしまって帰宅後映画を観たり朝まで呑んでいらしてそうです。
舞台上の武藤さんはそれはそれはダンディーなのに軽妙。歌唱して頂いたエビータの「空をゆく」然り、武藤さんは「空」が似合う方だなぁと思います。ポツンポツンと雲が浮かんでいる真っ青な空。僕がいつも撮りたくなる気持ちの良い空です。
オープニング曲の「Come What May」、静かに前奏が始まりゆっくりと舞台上に歩み出る武藤さんの佇まいが好きでまだ歌い始める前のショットが異常に多かったのは内緒です(笑)
その後の壇上の女性達に投げ掛ける視線の優しさ、クロストーク中のメンバーへの配慮、再三登場してきた「Gold」での女性への触れ方、こりゃあ女性からしてみればたまらんよなぁと感心しきり。
あぁ、なんだか歌唱のことに触れずに佇まいばかり書いてしまって申し訳ありません。
取ってつけたようになってしまいますがそんなことはないのてす。「僕こそミュージック」はミュージカルに疎い僕が唯一好きなミュージカルソングの一つだったのですが、これを武藤さんが歌って下さると聞いて本当に楽しみにしていました。加えて同じく大好きな「慕情」まで!
「慕情」では女性キャストが全員武藤さんにウットリと向き合って、「僕こそ」では全員が背を向けて、という両極端且つ歌い辛いであろう演出にも関わらず「魅せる」とはこういうことだよ!と心の中で手をポンと打ちたくなる役者魂を見せて下さいました。
「雪の華」のリハーサル時の写真、今年のクリスマスプレゼントに留まらず一生の記念にします。有り難う御座いました。