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人はどう見られるかが9割

今日は、その人が優秀かどうかは、その人の能力以上にどう見られているかの方が影響が大きいという話です。

あの人は優秀な人だと思われると、たとえミスをしても「優秀な人でもミスすることがあるんだね」という目で見られます。

一方、あの人はミスしてばかりと思われると、実際にミスしたときに「ほら、やっぱり」という目で見られます。

優秀な人だと思われている人が作った資料に対しては、チェックが優しくなります。チェックが優しいというと聞こえは良いですが、要はチェックが雑になるということです。

「あの人が作った資料なら大丈夫だろう」という前提が働くからです。実際細かいミスがあったとしても、問題ないことがほとんどです。実際はチェックが雑なので、誰にも気づかれません。

そうなると、「やっぱりあの人は優秀だね」となります。

もう一方の、ミスしてばかりと思われている人が作った資料に対しては、チェックが厳しくなります。チェックが厳しいというのは、要は粗探しになるということです。

「どうせまたミスしているんじゃないの?」という前提が働くからです。人って不思議なもので意識したものを見つけるんですね。粗探しで資料をチェックすると、やっぱり細かいミスが見つかるのです。

そうすると、「やっぱりあの人はミスが多いね」となります。

こんな感じで、人はどう見られるかで9割決まるといっても言い過ぎではないと思います。もちろん仕事ができなくても、優秀な人と思われるようにしましょうという話ではありません。

周りの人に優秀な人だと思われるに至るまでのプロセスがあるはずなので、優秀な人だと思われている人は、実際に優秀な人だと思います。

逆に、周りにミスが多い人と思われている人は、実際にミスが多い人だと思います。

一度そういうイメージがついてしまうと、挽回するのが大変なんですね。人はイメージ通りの見方をするので、先にお伝えした通りその人に対してのイメージ次第でミスしたときの反応や評価がまったく違ったものになります。

心理学の用語だったと思いますが、プリフレームという言葉があります。「プリ」というのは「前に」という意味で、「フレーム」は「枠」のことです。

前もって枠を示しておくことで、コミュニケーションの方向性を導くためのものですが、人って枠とか前提に影響を受けるものなんですね。

僕自身、見た目や雰囲気で人を判断せずにその人のありのままを見ようと意識しています。ただ、意識しているということは、意識しないとやっぱり見た目のイメージで枠にはめて判断してしまうんですね。

枠にはめて判断することが悪いわけではありませんが、僕はその人のありのままを見れるようになりたいと思っているので、なるべく枠にはめて見ないようにしたいんですね。

人からどう見られているかという影響はかなり大きいです。だからといって、人からどう見られるかを意識し過ぎてしまい、嫌われないようにって自分を抑えてしまうのはダメです。

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