1人で乗り越えなくていい
どんな感情であれ、感じたものは自分の感情です。すべての感情を大切にしましょう。
ワクワクや喜びといったポジティブな感情はもちろん、怒りや悲しみといったネガティブな感情もすべてです。
感情を大切にするというのは、その感情をそのまんま感じ切ることです。その感情を否定したり、なかったことにしたりせずに、真っ直ぐに向き合うことです。
これってこうやって書くのは簡単なんだけど、実践するのはめちゃくちゃ難しい。
ちなみにこれは自分に向けて励ますつもりで書いてます。
ワクワクや喜びならいくらでも感じたいけど、怒りや悲しみなんてできれば感じたくないのが人間ってものですよね。僕も同じです。
ちょっとした怒りや悲しみならともかく、ずっと心の奥に閉じ込めておいた感情だったとしたらなおさらです。何が起こるかわからないし、自分がどうにかなってしまうのではないかという恐怖もあります。
そっか・・・
僕は怖がっているんですね。
怒りや悲しみを感じるのが怖いって不思議ですね。恐怖を感じるよりも、怒りや悲しみを感じる方が恐怖って言っているわけなので。
そもそも心の奥に閉じ込めておいた感情なんてないって考えてみたり、そんな大したものではないよって変に否定しようとする自分がいます。
実はそういう感情が、自分の中にあるというのを認めることが最初のステップだったりします。そこはクリアしたつもりでしたが、戻ってしまっているのかもしれません。
感情というのは体感覚なので、出さずに抑え込んでしまうと、体にずっと残るんです。抑え込んでおくためにエネルギーも使うし、体の中に残ったままの感情はやがて腐敗して内側から自分を蝕んできます。
これって吐けば楽になれるのに、辛いけど吐けない状態の車酔いに似ています。
こうやって書くていくと、普段からいかにエネルギーをロスしているかがよくわかりますね。自分らしく生きることを止めているのは、こういうところにも原因がありそうです。書くことで頭の中が整理されていきます。
大切なのは1人で乗り越えようとしないことですね。1人で乗り越えられるほど僕は強くないし、1人で乗り越えられるものであれば、とっくに乗り越えているはずです。
そういう弱いところを受け入れられるようになっただけでも僕は成長しました。自分の弱いところを受け入れることで、はじめて人に助けを求めることができます。
車酔いで苦しいときに背中をさすってもらえると楽になれるように、感情に飲み込まれそうになったときに、励ましてくれる仲間が重要なんですね。
幸いなことに、僕にはそういう仲間がたくさんいます。なるほど、乗り越えるための準備はできつつあるみたい。