心の奥深くにそっとしまった感情のフタ
フタをして、絶対に開かないようにカギを何重にもし、心の奥深くにそっとしまった感情の箱があります。
その中には過去の痛みがいっぱい詰まっています。そのときに怖くて感じ切れなかった未消化の感情が詰まっています。
もう絶対に開けてはならない。
そう誓ってしまいこみました。
もしかしたら、
そんな箱があること自体、
忘れているかもしれません。
忘れているなら別に気にしなくていいのではないか?過去は過去だし、今は関係ない。
そう思うかもしれません。
だけど、その箱の中にある未消化の感情のエネルギーが、今のあなたの人生に少なからず影響を与えています。
少なからずどころか大きな影響を与えているかもしれません。
人は変わります。
子どもの頃はおとなしかったのに、
大人になったら別人のように明るく元気になる人もいます。
逆に、学生の頃はクラスの人気者だったのに、
社会人になったらパッとしない人もいます。
人は変わります。
だけど、変われないところもあります。
なぜか同じパターンを繰り返してしまうのです。
仕事はうまく行くのに、
パートナーシップになると全然うまく行かない。
なぜか人から攻撃されるのではないかと思ってしまい、いつも漠然とした不安を抱えていたりします。
何か新しいことに興味を持っても、
どうせ自分には無理と思ってしまい、
やる前に諦めてしまいます。
こういったことは、
いつも繰り返しているので、
自分では意外と気づけません。
自分がパターンにハマっているというよりは、
そもそも人生ってそういうものでしょ?
と思っているかもしれません。
こういうパターンは、
繰り返されることでより強化されていきます。
過去にうまく行かなかったので、
どうせ今回もうまく行かないと思ってしまいます。
そして、実際にうまく行かない。
それで、「あぁ、やっぱり」となります。
あなたも思い当たることはないですか?
こんなことを、
いつから繰り返しているのかというと、
子どもの頃からです。
子どもの頃は親には逆らえません。
親に面倒を見てもらわないと生きて行けないからです。
なので、
親から見捨てられた体験や傷つけられた体験は、
ある意味死に直結するほどのインパクトを持ちます。
もちろんそんなことはないのは、
頭ではわかっています。
だけど、心の中にいる子どもの自分には、
その痛みがまだ未消化で残っています。
現在進行形で続いています。
その子どもの自分は、
心の奥深くにしまいこんだ感情の箱の中にいます。
なぜか同じパターンを繰り返してしまったり、
些細なことと頭ではわかっているのに、
なぜかカッとなってしまったり、
そんなことってありますよね。
それは、心の奥深くにいる子どもの自分が、
暴れているのです。