この指止〜まれ!って、誰も止まらなかったらどうするのさ?
好きなことを好きな人と好きなだけできたら、それは幸せな人生といえるでしょう。いわゆるライフワークというやつです。
以前ライフワークはこの指止まれのようなものだって、聞いたことがあります。昨日買った本にも書いてありました。子供の頃によくやりましたよね?「鬼ごっこしたい人この指止〜まれ!」って、人差し指を立てて一緒に遊ぶ友だちを呼び寄せるやつです。鬼ごっこしたい人が「やるーー!」って次々に集まってきました。
ライフワークもそれと同じだということです。「カウンセリング受けたい人この指止〜まれ」とか「こんな本書いたけど、読みたい人この指止〜まれ」とか、こんな感じでしょうか。カウンセリング受けたい人や本を読みたい人が、その指に集まってくるというわけです。
たしかにそうだなと思います。自分のライフワークに興味を持った人だけが集まってきてくれて、そのライフワークをみんなで一緒に楽しむ。子どもが鬼ごっこをするかのように。同じ価値観を持った仲間と、遊ぶように人生を生きる。そんな人生って最高ですよね。そうやって生きられたらワクワクします。
だけど僕は、ライフワークはこの指止まれのようなものだよって聞いたときに、不覚にもこう思ってしまったんです。
「この指止〜まれ!って、誰も止まらなかったらどうするのさ?」
ワクワクどころか、不安になりました。
恐怖もありました・・・
なんていうか映像がリアルに見えたんです。
「⚪︎⚪︎したい人、この指止〜まれ!」
・・・シーン
「あれっ・・・?」
「誰も来ない・・・」
って感じのが(涙)
どんだけ自分に自信がないんでしょうか。いや、ここまで来ると自信という話ではないと思います。考え方が極端すぎですね。もちろんそうなる可能性はあります。ただ、それは可能性のひとつの話しです。逆に想像以上に人が集まって来てくれる可能性だってあるはずです。
誰が来るかわからない、誰も来ないかもしれない。たしかにそんな中でこの指止まれって手を挙げるのは怖いことかもしれません。出る杭は打たれると言いますが、調子に乗っていると思われるのも嫌だし、せっかく出した杭に誰も気づいてくれないのはもっと嫌です。
じゃあどうするのさ?
って話なんですよね。ここで大事なのは恐怖を克服することではないんです。恐怖がなければ躊躇なく手を挙げられるかもしれませんが、それは無理があります。未知なことに恐怖はつきものです。恐怖があるからこそワクワクもあります。
怖いからやめるのか?
怖くてもやってみるのか?
結局のところ、このどちらかに行き着くのかもしれません。意外と怖いのは最初だけです。同じような価値観を持っている人はいるものです。たとえ最初は誰も来なかったとしても、続けていればそのうち誰か来てくれます。