自分の気持ちに正直に生きよう
今日、電車でお年寄りに席をゆずったらとても喜んでくれました。僕も嬉しくなったし、お年寄りに親切にできた自分が誇らしくなりました。
見知らぬ人に親切にするって意外と難しいです。タイミングを外したり、相手に断られるかもしれないという気持ちが生まれたりします。
ただ、そこで実際に親切にするかしないかで、心の中は大きく変わります。
たとえば、前述のように電車で席をゆずるとき。今日だけではなく、少し前にもそういう状況になりました。
そのときは、僕が座っている席の斜め前くらいに、お年寄りが立っていました。座りたそうにしているかはわかりません。一瞬、席をゆずろうかなという気持ちになったけど、結局ゆずりませんでした。
どうしてゆずらなかったのかはよくわかりません。ただ、僕は自分がゆずろうと思った自分の気持ちに従わなかったんです。
おもしろいのはここからです。
席をゆずらなかった僕の心の中では、席をゆずらなかった自分を正当化する言い訳が始まりました。疲れていたから仕方ないとか、そもそもその人は座りたいと思っていないのではないかとか、隣に座っている人のほうが若いんだからゆずるならその人だろとか。まあヒドイものです(笑)
少し先の駅で近くに座っていた人が降りたら、そのお年寄りはそこに座りました。どうやら座りたかったようです。
これで僕の言い訳がひとつ潰されました。そしたらまた正当化が始まります。結局座れたんだからよかったじゃないかと。まあヒドイものです(笑)
自分の中で自分を正当化してますが、正当化するってことは、やっぱり自分がいけてないのがわかっているからなんですよね。罪悪感を感じたくないためでしょうか。
たしかに疲れていたのは事実かもしれないんです。ただ、疲れていたという言い訳が出てきたのは、僕が席をゆずらなかった後の話です。つまり、後付けの言い訳なんですね。そんな自分が嫌になります。
結局、座ったままでしたが、あれこれ自分の正当化に忙しくてかえって疲れました。
最初に席をゆずろうと思ったときに素直にゆずっていれば、お年寄りの方も早く座れたし、僕も気持ちよく過ごせたはずなのに・・・
自分の気持ちには正直に生きたいものです。