余計な力を抜いていこう
人間って不思議なもので、力まないほうがかえって力が入るようにできています。
たとえばゴルフ。プロのスイングって力が入っていないけど、きれいにまっすぐいっぱい飛びます。逆に素人のスイングはガチガチに力んでいて、まっすぐ飛ばないし距離も出ません。
僕がやっているボルダリングもそうです。うまい人ほど力が入っていないように見えます。だけど、しっかりと体を支えています。へたな人はめっちゃ力んでいるのにも関わらず、体を支えられずに落ちてしまいます。
もちろんうまい人も力は入っています。ただ、必要なところに必要なだけ力を入れていて、余計なところに余計な力は入っていないんです。
余計な力を抜くって、スポーツに限らず、人生全般で大事かもしれないです。
コンフォートゾーンという言葉があります。日本語にすると安心領域でしょうか。その人が安心して快適に過ごせる領域のことです。聞いたことがある人も多いと思います。
コンフォートゾーンって、ぬるま湯のようにそこに居続けると成長しないというマイナスなイメージで使われることもあります。
たしかに、人生では快適なところを抜け出し、新たなチャレンジが必要なときもあります。
ただ、コンフォートゾーンって、実はベストパフォーマンスを出せるところでもあります。慣れ親しんでるからこそ、リラックスできて余計な力が入らないからです。
サッカーで、ホームとかアウェイとかいいます。ホームだと、慣れているグラウンドなのでボールの転がり具合がわかるし、ファンの応援もいっぱいあるのでベストパフォーマンスが出やすいんです。
一方、アウェイだと応援も少ないし、グラウンドのコンディションもよくわからないので、ベストパフォーマンスが出にくいんです。
まさにホームがコンフォートゾーンです。
コンフォートゾーンから出ると、余計な力が入りやすくなります。
慣れないので仕方ないことではありますが、もしかしたら力んでるかもしれないって、認識することができれば、力を抜くこともしやすくなります。
普段と違うことをせず、無理をしないで、余計な力を抜いていきましょう(自分に言い聞かせています)。
ということで、今日から4泊で八ヶ岳に籠ってきます。台風は大丈夫かな?