瑠璃の部屋248
午後から文化祭。
舞台で合奏をする曲を、昨日、復習していたのだが、Canonの通奏低音の1箇所で隣の弦を弾く。その後も、数度、同じ箇所で隣の弦を弾く。
(妙な癖がついたな)
メロディなら、他の楽員に紛れて誤魔化しも効くのだが、
通奏低音は1人なので、誤魔化しようもない。
気にすると失敗しそうだし、気にしないと失敗しそうだし、こうやって心配することが失敗を招きそうな気もするし。
「プレッシャーが、後押ししてくれているようだぜ」とでも言ってみようかな。
「震える声で言うのやめてくれる?」と言われそう。
でも晴れてよかった。
「太陽が、後押ししてくれているようだぜ」