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瑠璃の部屋292

次回の発表会に向けて1曲追加になったのが、Marsch(行進曲のドイツ語)で、先生が、どこをやりたい?と聞くので3rdと答えた。
理由は、男性が曲名を聞くなり1stを爪弾いて(俺、弾きたい)をアピールしていたことと、3rdが楽な譜面だったから。

俺とパートがペアのリーダーは「ずっと1stだったから、たまには良いわね」

それが、前々回のアンサンブルのこと。

前回は、俺が2週間ほど掛けて、ようやく弾けるようになったのを、リーダーは「練習しなかったのよ」と言いつつ、開始前に難しいところを弾いてみて「ここだけね」と。

で、実際の演奏になったら、1回目は手を休めて聞いていたが、2回目にはなんなく弾いていた。繰り返しのところで、ちょっと戸惑って「あら、ここ戻るんだ」と呟いていたが。すごいね、すごいね。

で、今度は3回目の演奏会(俺にとっては)なので、ちょっと様子がわかってきた。曲目は、過去に演奏したことのあるものから選び、そこに1曲新しいのを加える。

なので、前にやった曲と楽な箇所を弾くので、合奏曲は問題なし。

問題なのはソロ(これは2回目の体験)だ。

アデリータをYoutubeの演奏に合わせて弾いているが、昨日、発見したことがある。

この方、アデリータの前半で、ちょっと変わったことをしていらっしゃる。
俺が、知らないだけだったのかも知れないけど、
低音と高音を同時に弾く箇所で、少し、音をずらしているのだ。

後に、読み返すであろう俺のために書いておくと。
低音は弱く、高音は強く弾く箇所がある。

それを、低音を軽く弾いた後、瞬時に、高音を強く弾くことで。
はっきりとは、分からないように、実現している。
先生曰く「ここは難しい」と。

それを、可能にする奥義を会得したのである。
まるで、昨日読んだ「はたらく細胞(5巻)」のパーフォリン・キャノン・パンチだね。・・・違うか・・・。