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瑠璃の部屋255

散髪した。

髪も伸びたし、横浜で友人と観光するし。
ボサボサ髪でキョロキョロしていたら、関内あたりで「配給所は、あっちですよ」と言われそうなので。
(もう無いのかな、以前はホームレス用に配給所があったので、集まっていた。俺も、そうなったら関内にたむろしようとか、交通費が必要かなとか。出勤時にも、辞めたらホームレスだなぁなどと考えながら桜木町の陸橋を下っていた。そこの円を描いて降りる階段は暴風の囲いがあって、ホームレスが寝てた。いや、昔の話です)

以前、当たったことのある上手い女性を指名しようかと美容室に行ったら、いなかった。指名無しで当たったのが、ガテン系の男。

美容って感じでない。重量挙げしてましたって感じ。

いつもは黙って切ってもらうのだけど、興味を持って聞いてみると。
美容師になったのは最近らしく、配送業等、転業が多かったとのこと。
「いろいろ、やってみようかと思って」

俺が難色を示すかと、少し、様子見しながら話していた節があったが、平気そうなのでノってきた。

「あそこは、ブラックですよ」と、しきりに、あちこちの話をしていたのだが、裏事情ってほどの話はなかった。

散髪してもらいながら(これは、期待できないかな)と。
その場ではまぁまぁでも、家に帰って髪を洗うと、変だったりする。

ま、良い点と言えば、刃物の扱いに慣れてそうだった(笑)

朝、鏡を見て、意外に思った、なかなか整ってる。