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18年前に「19800円」で購入した「中国製」全自動洗濯機のお話

わが家の洗濯機は今年で18年目を迎えました。
時々変な音が出ますがまだ元気に動いており、とりあえずは限界まで使おうと思っています。

一般的に洗濯機の耐用年数は6年~10年とされており、ここまで長寿なのは結構奇跡的なことかもしれません。

私自身もこの洗濯機がここまで持つとは全く想像していませんでした。
というのも、当時は「すぐ壊れてもいいや」という覚悟で「見せてもらおうか、中国製の性能とやらを…」という好奇心だけで買ったからです。

2004年のとき私はマクドナルドを辞めて社会人大学院に通ったのですが、そのときに中国の企業について興味を持ち、「ハイアール(海爾)」という白物家電メーカーの存在を知りました。
(実はその時点では中国本土に行ったことはありません)

元々は冷蔵庫を作る国営工場でしたが、敏腕経営者の張瑞敏氏が就任してから急速に発展し、当時は日本での知名度こそ無かったものの白物家電の世界シェアではかなりの割合を占めていました。
(今では白物家電メーカーとしてはダントツの世界一です)

何でも当時は農民が洗濯機で「イモ」を洗うので、CEOの張瑞敏氏が「イモを洗っても壊れない洗濯機を作れ!」と言ったエピソードもあり、知れば知るほど「どんなものなんだろう?」という好奇心が湧いたのです。

そしてその時に使っていた洗濯機(国産)が壊れたので、思い切って「ハイアール製」を買ってみることにしました。

当時は日本の国内メーカーの一番安いものでも4万円台だったのですが、ハイアール製は何と19800円!、あまりの安さに「1年持てば御の字」と思って購入したところ、今日まで壊れずに頑張ってくれているというわけです。

ちなみにその後ハイアール製の洗濯機は一部機種がリコールとなりましたので、私は「たまたま運が良かっただけ」かもしれません。

ただ当時は色々細かい問題点はあったとしても、その後世界一の家電メーカーに上り詰めたのは事実なので、ライバル企業が「所詮は中国製」「安かろう悪かろう」と思ってバカにしていたら抜かされていたということです。

そんなわけで私は「中国製」だろうが「○○製」だろうが気にしないようになりました。むしろ「中国製」は膨大な”数”を作ってきた経験値があるのである意味信頼性はあります。

この話は「人」についても同じことが言えると思います。
駆け出しの新人に新しい仕事を任せるとどうしても「不安」が付きまといますが、いざやらせてみると細かい失敗はあっても案外何とかなります。

そして経験をたくさん積ませるうちにベテランを追い越すようになるので、最初は「ダメ元で試してみる」のは大事なことだと思っています。

余談ですが、買い替えるときもハイアール製にしようと思っていますが、今はさすがに19800円では買えません・・・

最後まで読んでいただきありがとうございます。