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(昨日の続き)他人の地雷を踏むことを恐れすぎるのもどうかと思う
昨日の記事で私が他人の地雷を踏まないために気をつけていることを紹介しておきながら、今日はあえて矛盾するようなことを言ってしまいます。
私はお恥ずかしながら若い頃は何も考えずに発言して他人の地雷を踏みまくってしまった苦い経験があります。
それがトラウマになり、今は余程気心が知れた相手でもない限り、地雷を踏まないよう注意して話すようにしています。
ところが世の中には初対面の他人に対して、以下のような言葉を平気で言う人もいます。
(男性新入社員に対して)
「〇〇くんってイケメンだからモテるよね!ところで彼女いる?」
(もし相手に彼女いなかったら、もしそもそも恋愛対象が女性じゃなかったら、と考えると怖くて言えません)
(有名人の話題について)
「お笑い芸人の〇〇ってつまんないよね!あれでウケる人なんているの?」
(もし相手が実は〇〇のファンだったら、と考えると怖くて言えません)
(趣味の話題になって)
「ゴルフをやらないなんて人生損しているよ!」
(もし相手が実はゴルフが嫌いだったら、と考えると怖くて言えません)
こういう人をただの「デリカシーのない人」として見ることも出来ますが、一方で上記の言葉が相手の地雷に当たらない場合、互いに意気投合して一気に距離感を縮めることもあります。
実際に職場でも地雷を恐れずに踏み込んだことを言える人に対しては「あの人苦手」と言っている人もいますが、慕っている部下や後輩も多いという印象もあります。
(私の感覚では、好き:嫌い=8:2か9:1ぐらい)
なぜ地雷を踏むことを恐れずに発言ができるかどうかはわかりません。
そもそも気にしていないのか、あるいは相手の地雷を見抜く能力(これは言っても大丈夫という確信がある)を備えているのかもしれません。
実際に地雷を踏みそうな発言も9割の人は気にしないようなことだったりします。(私はネガティブ思考なので1割の人を気にしてしまいます)
相手の地雷を踏まないよう注意して話せば嫌われることはほとんどありませんが、好かれることもほとんどありません。
もし絶対に地雷を踏みたくないのであれば、初対面の相手に対して言えることはかなり限られます。そして時間をかけてお互いに「これは言っても大丈夫」というのがわかってきて初めて気軽に言い合える関係になります。
しかし、「これは言っても大丈夫」というのを確認するためには「きっかけ」が必要であり、もし「きっかけ」がないと永久によそよそしい関係になってしまう可能性もあります。
これが地雷を恐れない人になると最初から踏み込んで発言するので、「これは言っても大丈夫」というのがすぐに確認でき、どんどん相手の懐の中に入っていくことができます。
(ごくまれに地雷を踏んでしまうリスクもありますが)
まさしく敵陣にたどり着くために地雷原を進んでいる感じです。
(地雷を踏むのが怖ければ敵陣に永久にたどり着かない)
こういう生き方が良いかどうかはわかりませんが、少なくともこういう人には私にはない強みがあり、私ができないことができるのは確かです。
仕事においてビジネスライクな関係だけでも良ければあえて踏み込まないようなコミュニケーションもありですが、相手と深い人間関係を築きたいと思えば時には地雷を恐れずに踏み込む必要もあるかもしれません。
そういう意味では人間関係の構築にも「虎穴に入らずんば虎子を得ず」が言えると思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。