【Weekly SELECK】四者四様!スタートアップの「プロダクト開発」事例記事をまとめて一気読み
みなさま、こんにちは!SELECK編集長の舟迫です。
…もう9月って知ってました??? 今年もあと4ヶ月ですよ。シンジラレナイ。もうそろそろ来年のことを考えないといけないですね(ひえ〜)。
それでは、本日も「Weekly SELECK」をお届けします🙌
今回は、直近SELECKでお届けした「スタートアップのプロダクト開発」に関する記事をまとめて一気読み!ということで、下記の事業領域が全く異なる4社をご紹介します!
保育領域の課題に挑むソーシャルスタートアップ / ユニファ
VRの技術力を武器に医療現場を改革する / ジョリーグッド
金融領域で既存サービスにはない価値を創出 / UPSIDER
急成長中のカジュアル面談プラットフォームを運営 / Meety
では、ひとつずつご紹介していきます。事業領域もフェーズも異なる4社だからこその、四者四様のプロダクト開発ノウハウをぜひ比べてみてください。
保育現場のリアルな声を起点に。社会課題の解決に挑む、ユニファの事業開発プロセス
本記事を3行でまとめると、こういう話です!!
社会課題に挑むソーシャルスタートアップとして、同社のプロダクト開発が持つ特徴としては、下記のような点がありました。
公共性の高い事業領域とはいえ、ビジネスとして持続可能な形にしていくことが必要。事業として成果をあげつつ、ユーザーに価値提供をするバランス感覚をメンバー全員が持ちながら仕事をしている。
DXが遅れている領域であることもあり、全国で12ヶ所の「モデル園」と協業し、詳細なヒアリングや新プロダクトの導入検証を実施。
多様な課題を抱える領域であることから、N1としての顧客分析は非常に大事にしながらも、必ず再解釈を行って具体的なユースケースに落とし込んだ上で機能を開発する。
VRで医療の課題に切り込む。ジョリーグッドの現場と作り上げるプロダクト開発プロセス
続いては、「医療」という領域でユニファ社と同じく社会課題に取り組むVR企業ジョリーグッドです。
本記事は、手術現場やドクターカーにおけるOJTの領域でVRが活用されるなど、めちゃくちゃ未来を感じる内容になっています。ですが、その事業開発には難しさもあるようです。
医師を中心とした「現場」と共に事業開発を進める。「今日からサービスリリース」という形ではなく、医師の声を聞きながら製品のバージョンを細かく上げていくという開発プロセス。
VRは言葉で説明するだけではどうしても理解が難しいので、学術集会や展示会のようなリアルな場を通じて、VRを体験できる接点を作っている。
特殊なステークホルダー層にリーチするには、Webの世界だけではなくテレビや新聞といった伝統的なマスメディアがとても重要。広報ではなく現場のメンバーがプレスリリースを作成し、戦略的に活用している。
累計200億超の資金調達も達成!急成長中の「UPSIDER」プロダクト誕生&開発の裏側
いま大注目の金融スタートアップであるUPSIDER社。同社は、従来の金融サービスでは課題とされていた「ユーザー視点」や「UIUX」を大切にしたプロダクト開発を行い、多くの顧客から支持を集めています。
UPSIDERはそのUIUX、機能性の高さが大きく評価され、スタートアップ界隈を中心に、すでに数千社の顧客を獲得しています。
現場レベルで「プロダクトファースト」「ユーザーファースト」の考え方がかなり定着している。toBのサービスでありながら、toCサービスと比べても遜色のないわかりやすさ、使いやすさを大切に開発を進める。
創業時から、顧客のニーズを特定するためのヒアリングを徹底して実施。一方では、ユーザーの声を鵜呑みにせず、その機能がユーザーにとって「本源的な価値」を持つかどうかを重視。
当初は、決済システムの開発は外注する予定だったものの、リリースを1年延期してでも内製することを決断。結果的に、それがフレキシブルな機能開発につながり、独自の価値を提供することが可能になった。
ユーザー体験とグロースの二項対立を防ぐ。Meetyが実践する「PMF前夜」のプロダクト論
飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けるカジュアル面談プラットフォーム「Meety」。すでに利用されている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Meetyが実際に行ってきた仮説検証のプロセスやグロースサイクルの定義について、惜しみなく公開されています。
リリースから半年は、「目も当てられない状態というか、うんともすんとも…みたいな感じ」苦しむ。その状況を打開する契機となったのが、各領域で影響力の高い発信者に粘り強く声をかけて実施した「特集コンテンツ」企画。
PMFを目指して次のフェーズに進めるにあたっては、サービスKPIの構造整理、グロースサイクルの定義とプロダクト課題の整理、データ分析の土壌作りによって、定性×定量の2軸で感度高くプロダクトマネジメントを行うことを意識。
上記の取り組みによって具体的な施策を打てる段階に進んだことで、現在は個別の機能改善の施策を優先度高く進めている。
いかがでしたでしょうか。かなり駆け足になりましたが、4記事のポイントを紹介させていただきました。
気になったものがあれば、ぜひ本記事もご覧くださいませ!
では、本日は以上になります!最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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