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「REICOの読書日記」No84

英語の多読20 「The PIANO」
Rosemary Rrder著   OBW2

このお話は、有名なピアニスト、アンソニー・エバンスがコンサートの前に、取材に来た新聞の記者に話した「自分の生い立ち」という設定です。
 トニー(アンソニー)は6人兄弟の一番上で、家はとても貧しかったため、13歳で家を出て働くことになりましたが、工場や店では仕事を見つけられず、農場で住み込みで働くことになりました。
 ある夏、農場主が新しい車の車庫にするために、物置を整理するように言いましたが、その物置の中にピアノがありました。農場主はピアノは要らないと言うので、トニーはちょうど夏休み中だけ農場で一緒に働いていた若者に手伝ってもらって、たまたま鍵の開いていた村の小学校へピアノを運び込みました。その日からトニーは、夜こっそりと学校へ、ピアノの練習をしに行くようになりました。
 その後、ピアノを弾いているところを小学校の先生に見つかったものの、その才能を認められ、ピアノを教えてもらうようになって、15歳でコンクールで優勝し、ピアニストとしての道が開いていったのです。
 音楽を聴いて歌を歌った経験だけで、ピアノに触れたとたん、両手で弾けるというのは、ちょっとありえないお話だと思いますが、農場主の夫婦も小学校の先生もみんないい人で、心温まるお話でした。

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 長い間、英語の多読をサボっていました。
年内に100万語読むのは無理でも、時々は読んでいきたいと思っています。

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