「REICOの読書日記」No45
Enjoy Reading 21 「ピンクとグレー」(文庫版)
加藤シゲアキ著 2014年
少し前に、新聞で紹介されていて、買ったのですが、なかなか読み始められず、積読になっていました。
「ジャニーズ初の作家が、芸能界を舞台に描く二人の青年の狂おしいほどの愛と孤独。各界著名人も絶賛した青春小説の金字塔。」
という謳い文句に、正直のところ芸能界にあまり興味がないので、どうなのかなという思いで読み始めました。
転勤族の父について大阪から越してきた大貴が、同じマンションの同級生と友達になるところから物語が始まります 。親たちには「スタンドバイミーみたい」と言われた4人組ですが、小学校を卒業する頃には二人は引っ越してしまい、残った大貴と真吾は親友となり、のちに同じ高校進学しました。そこで一緒にバンドを組んで文化祭に出たり、雑誌の読者モデルをしたりしていました。
二人はさらに同じ大学に進学し、下宿をシェアし、芸能活動を続けますが・・・・。
あまり書くとネタバレになってしまうので書きませんが、最後まで読むと、あらゆる所に伏線があったことに気づきます。後半思いがけない展開になり、ミステリーっぽい雰囲気もあって、本当に面白く読むことができました。
加藤シゲアキさんは、芸能界を題材にして、この他にも本を書いているようですが、また読んでみたいなと思いました。
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本好きが高じて、ついに自分でも本を電子出版しました!
「REICOの徒然草」(しんどい心とさよならできる言葉たち)