「REICOの読書日記」No51
Enjoy Reading 22 「魔道具師ダリヤはうつむかない」
甘岸久弥著 2018年
物語は、ダリヤが婚約者から婚約破棄を言い渡されたところから始まります。しかも理由は「真実の愛を見つけたから」。実はダリヤは、今の日本からその世界に転生したという設定です。魔法があり、魔物や魔導師もいるファンタジーな世界に転生したのです。天才的魔道具師のカルロ・ロセッティの幼い娘として転生してきたダリアですが、幼い頃から前世でのモノ(特に家電)などを参考に色々な魔道具を父と協力して作り出していました。そして、両家の父親の勧めで、兄弟子のトビアスとの婚約が2年前に整ったのですが、その父親がが二人とも亡くなり、さあいよいよ明日結婚するという時になっての婚約破棄でした。
婚約中は婚約者の言う通り、低い靴を履き、地味な格好をして、お酒も最初の一杯しか飲まないようにしていたダリアですが、「もうこれからはなにも我慢せず、自由に職人ライフを楽しむぞ、うつむかない!」と決心します。
そして周りの助けも得ながら、ロセッティ紹介を立ち上げ、活躍していくのです。イケメン貴族との出会いなどもあり、本当にはワクワクと読み進めることができました。
こういった転生モノでは現在のいろんな便利道具を知っているだけに、それをたとえファンタジーの世界であっても中世ぐらいの環境で、次々と新しいものを生み出す、というのはちょっとずるいんじゃないか、という友達がいましたが、まあ確かにそうだけど、私は楽しいからいいじゃないかと思っています。
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これも「小説家になろう」のサイトで知った本です。「なろう」では
391話まで公開されていて、小説は6月24日に最新刊8が発売予定です。「なろう」のお話が本になると、エピソードが増えたりするので、お気に入りの話は、つい本も読むことになります。コミック版も発売中です。
1がkindleunlimitedで読めたので、昨夜一気に読んで、今日は寝不足でちょっと眠いです・・・。
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