“菜の花”で生徒に翻弄される小学校の先生達
【事前会議】
先生A
「え〜それでは来週の授業“みんなで菜の花を摘んでこよう”について話しましょう。前日までに菜の花を採集し、教室内でみんなで観察して最後はおひたしにしてむしゃむしゃ食べる授業です」
先生B
「菜の花、と言うのは一般的にアブラナ科全てに当てはまります。なのでいわゆる菜の花を摘んでもらうには“みんなで菜花を摘んでこよう”に変えた方が良いのではないでしょうか?」
先生C
「僕もそう思いまします。ブロッコリーや小松菜、これらもアブラナ科なので多少知識のあるちょいひねくれた子が“センセェこれも菜の花っすよ”なんて来られちゃ授業にならんですからね....」
先生A
「うーん、悩ましい.....。校長先生はどう思いますか?」
校長先生
「菜の花、で行きましょう。あまり難しいことは考えず。ブロッコリーや小松菜を持ってくる生徒は少ないかと思いますよ」
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【授業当日】
先生A
「皆さん〜、今日は“菜の花を摘んでこよう”の授業があります。摘んで来られたでしょうか〜?」
生徒A
「アブラナ科なのでブロッコリー持ってきました」
生徒B
「僕は青梗菜と小松菜にしてみました」
生徒C
「カリフラワー持ってきたぜい」
生徒D
「白菜重かったです......」
先生A
「来年は..............“菜花”だ.........。校長が何を言おうと..........」