国内リース業界の高配当株への投資はアリか?④
こんばんは!
意思は関係ない、環境で決まるという動画を見て自分を肯定しているレイです。
さて。
更新するのが遅くなってしまいました。
リース業界についてのまとめを復習もかねてアウトプットしていきたいと思います。
十分投資対象になる水準と考えますが、分散は必要
リース会社の3つの魅力
①1株あたりの利益(EPS)が安定しており右肩上がり
②配当金も右肩上がり(連続増配を更新中)
③高配当化している
高配当株投資で最も重要な指標たちが魅力的な水準にあり、十分投資対象としての検討の余地がありということです。
財務面も大きな問題もありませんが、一方業績・財務面でこれ程魅力的な状況でも高配当化しているのにはワケがあります。
リース業界の3つの懸念点
①業界の成長性に疑問符
→1991年の8.8兆円と比較して、現状5兆円程度の市場規模にとどまっている
②景気敏感業種であり、世界経済の先行きに暗雲が立ち込めている
③代替可能性が高い
→銀行との競合、自社調達への切り替えリスク、値下げ競争なとど
また、もし今後金利が上昇局面に入れば非常に大きなデメリットになります。
REITと同じく大きなダメージを受けることになると思われます。
これ以上金利が下がる余地はあまりないので、そういう意味でも業績へのプラスのインパクトは期待しづらい状況だと考えられます。
今回紹介した「魅力」「懸念点」はそれぞれほんの一部です。
こうやって洗い出したうえで、投資の可否を自分のアタマで考えていくことが大切だと教えて頂きました。
上記を踏まえた結論
①リース業界上位3~5社をまとめ買い
②ポートフォリオ全体の2~3%にとどめる
上位3~5社をまとめて1つの会社とみる感じです。
業績の相関性が高いので、良い時はどこもよくて、ダメな時はまとめてダメになってしまうとのことです。
業界全体としては中々難しいところもありますが、
・MIXしても配当利回り4.0%超
・各社10~20年の連続配当
・配当性向も増配率も文句なし
・格付けも問題なし
こういう要素や、海外事業が伸びているという実績もあるので、リース業界にちょっとだけ賭けるのも一つかもしれません。
高配当株の基本は「徹底した分散投資」
× 業績安定・財務優良企業に集中投資するのではなく
◎ 業績安定・財務優良企業にひたすら分散投資をすることです。
こうして元本の安定性を測りながら、長期的に配当金をもらい続けようというのが高配当株の投資スタイルではないかということです。
目標は最低でも50銘柄ぐらいはめざしたいということです。
仮に今回の企業に投資しようとすると、
東京センチュリーで40万円、芙蓉総合リースで60万円もします。
仮に資産200万円の人が東京センチュリーと芙蓉総合リースに投資したら、それだけでポートフォリオの50%になってしまいます。
分散投資しようと思うなら、SBIネオモバイル証券とかを使わないとバランスがとりづらいです。
国内リース業界は・・・
分散投資の一角を小さな割合で占める分には検討の余地があるかなという結論でした。
こうやって少しずつ優良株を自分のポートフォリオに加えて布陣を強化していくのが高配当株の醍醐味かなと思われます。
ではまた。