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「 螺子 」

僕は何処か欠落してる

多分 産まれた時から螺子が1本足りない

喜怒哀楽の哀だけ欠落してしまってる

誰かが死んだとしても僕には哀しみが産まれない

むしろどんな死に方したのかが気になってしまう

何処までも自堕落で誰にも褒められないから

螺子

こんなだから多分 誰にも愛されない

もし泣く事が出来たのなら楽になれるのかな??

辛いと言えたのなら僕はどんなに楽だろう。。。

螺子

今日もまた螺子が1本足りない

どんだけ苦しみもがいても誰にも理解されない

この感性が邪魔をして上手く笑えない

螺子

そうきっと胎内に螺子を1本置き忘れて来た

どんなに苦しくたって笑ってしまう僕が嫌だ

本音も上手く言えない

だって本音を言ったら引かれてしまう

あぁ今日も螺子が1本足りない

どうしたら僕は世間の荒浪を上手く渡って行けるのかな??

きっと無理だろうな??

だって僕には螺子が1本足りないんだもの。。。













                                                         Fin

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