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Sonny Bank WALLET のデビットカードで外貨を支払う

こんにちは。
2024 fall からの留学を考えている方の中には、そろそろ外貨で寮費などの支払いをしようと考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Sony Bank WALLET による外貨の支払いをまとめてみました。
※記事の内容は 2024 年 7 月時点のものです。また本記事の内容には、誤りが含まれている可能性がありますのでご注意ください。
※本記事では、ソニー銀行の開設および Sony Bank WALLET のいる外貨の支払いに焦点を当てて紹介します。


はじめに

まず Sony Bank WALLET とは、ソニー銀行の口座からすぐに引き落とされる Visa デビット付きキャッシュカードです。

対象通貨は、円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZ ドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランド、スウェーデンクローナの 11 通貨となっています。
また、キャッシュカードとしては、海外 ATM でも外貨口座から現地通貨を引き出すことができます(外貨口座がなくても円口座から利用可能)。
Sony Bank WALLET の使用にあたっては、ソニー銀行の開設が必要となりますが、Visa のタッチ決済にも対応していたり、コンビニや銀行など国内の提携 ATM 約 9 万台で利用可能であったり、年会費が無料であったりと、様々なメリットがあります(詳しくは上記のサイトをご確認ください)。
中でも、(筆者的に)一番の魅力は、Sony Bank WALLET をデビットカードとして使用した場合、海外事務手数料が無料となることです(外貨普通預金口座の開設が必要です)。一般的に、クレジットカードや他社の VISA デビッドを使って海外でショッピングをすると、通常 1.6~3 %程度の海外事務手数料がかかってしまうため、大きな金額の場合、この手数料が無料であることが大変大きな意味を持ちます。
為替手数料は必要です(各種優待プログラムを考慮しない場合、米ドルの場合 1 ドルあたり 15 銭、英ポンドの場合 1 ポンドあたり 45 銭)。しかしこの為替手数料は業界最低基準と言われています。
※近年は WISE なども一つのオプションですが、筆者が調べたところ、1 回の取引あたり 100 万を超える支払いができなかったため、100 万円以上では Sony Bank WALLET が有用かと思います。
※Sony Bank WALLET の Visa デビットによる取引(ショッピング)にも 200 万円/日、1,000 万円/月という上限があります(海外ショッピングの場合はその時のレートで円換算した際に限度を超えていないことが必要です)。詳しくは以下をご覧ください。

https://moneykit.net/visitor/sbw/sbw10.html

手続きの方法

ということで、Sonny Bank WALLET を使ってみたいと思われた方は、以下のような手続きによって使用を始めることができます。

Sony Bank WALLET の申し込みと口座の開設

まずは以下のサイトに従って、Sony Bank WALLET の申し込みおよび、ソニー銀行の口座開設を申し込みます。
ペーパーレス口座開設やスマホ口座開設、郵送口座開設といった 3 つの口座開設方法がありますが、どの方法でも印鑑不要で簡単に口座を開設することができます。
特にペーパーレス口座開設が最もスムーズです。
※それぞれの口座開設方法には条件があるため、ご確認ください。

ペーパーレス口座開設の場合の手続き
スマホ口座開設の場合の手続き
郵送口座開設の場合の手続き

Sony Bank WALLET カードの受け取り

ペーパーレス口座開設の場合は、口座開設後、5 ~ 7 日で到着通知書(封書)が郵便受けに届くため、通知書に従い、日本郵便へ配達日時・方法を連絡します。カードを受け取る際には、本人確認書類を郵便局員へ提示することが必要です。詳しくは以下をご覧ください。

スマホ口座開設の場合は、口座開設に 3 日程度かかり、その後 10 日ほどでカードが届きます。詳しくは以下をご覧ください。

郵送口座開設の場合は、以下をご覧ください。

ログインする

キャッシュカードが手元に届いたら、口座番号(カードの裏面に記載)をもとにソニー銀行のサービスサイトにログインができるようになります。
詳しくは以下のサイトをご覧ください。

外貨普通預金口座の開設

続いて外貨普通預金口座を開設します。この外貨普通預金口座を開設しないと、外貨での支払いに 1.79 % の事務処理経費がかかってしまいます。
外貨普通預金口座の開設および維持は無料で、外貨の購入も必要なく、すぐにできます。
また、外貨普通預金口座を開設していれば、円からアシストというサービスを使うこともでき、事務処理経費なしで、円から外貨に換え、支払うことができます。

海外利用時の手数料

詳しくは以下のサイトをどうぞ。

入金する

つづいて、開設した口座への入金です。
ソニー銀行への入金方法には、大きく、以下の 2 つがあります。
※口座への入金はサービスサイトへのログインや外貨普通預金口座の開設前から可能です。

  1. 提携 ATM からの「預け入れ」
    現金での入金には、手数料がかかりません。また、多数のコンビニやスーパー、銀行の提携 ATM からの入金ができます。

  2. 他の銀行からの「振り込み」
    ※他の銀行からソニー銀行への資金移動の場合は、お取り扱い銀行所定の振り込み手数料が必要となります。

外貨の購入

ソニー銀行に円で入金した場合、外貨での支払い前に、外貨を購入します(購入しなくとも、海外ショッピング時に円からアシストサービスで自動的に同じことがされますが、「今がお得!」と思う時に外貨をある程度買ってしまいたい場合は、都度円からアシストサービスを利用するのではなく、まとめて外貨を購入しておくことをおすすめします)。
外貨の購入では、ソニー銀行独自の基準レート(TTM)に為替コストを足した金額(Telegraphic Transfer Selling rate, TTS)の分だけ円を支払うことになります。しかし、ソニー銀行は、この為替コストが業界最低水準と言われています。また、海外事務手数料はかかりません
詳しくはは以下のサイトをご参考にしてください(取り引きの際は、必ずログイン後の取り引き画面にて最新の為替レートをご確認ください)。

詳しくはこちら

支払う

ここまで用意しておけば、後はショッピングの際に Sony Bank WALLET のカード情報を利用するだけです。例えば Sony Bank WALLET でポンドをあらかじめ購入してある場合、ポンド建てでショッピングすれば、Sony Bank WALLET のポンド預金から自動的に支払いが行われます。
ここで、外貨が足りない場合は、その時のソニー銀行のレートに応じて、日本円から自動的に外貨に換算されることになります(円からアシスト機能)。
注意点として、海外(または海外ウェブサイト)でショッピングをする際に日本円か外貨のどちらで支払うか選ばされるときは、外貨での支払いを選ぶようにしてください。ここで日本円にしてしまうと、ソニー銀行のレートではないレートで外貨から日本円への換算が行われ(すなわち海外事務手数料を含むレート)、その上で最終的に日本円として請求されてしまう可能性があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
円安が激しい今日この頃、筆者も「ひーひー」言って毎日苦しんでいますが、ソニー銀行を活用することで少しでも皆様の出費が抑えられれば幸いです。




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