初稿が終わった夜に
「今日、明日で終わりかな」と数日言っていた小説の初稿が終わった。日付が変わる少し前。ポモドーロ・テクニックを使ったらあっという間に1時間40分の集中時間が終わって、休憩時間を駆使して文学フリマ福岡の出店者の確認も出来た。
この初稿を上げるまで、なんだかとても苦しかった。色々なことが上手くいかなくて、落ち込んだり、勝手にしんどくなったり、人への文句もなんだかいっぱい湧いて出てきたりして。最近の私、暗いなと自分でも思いながら過ごして、愚痴をこぼしたり、強がってみたり、かと思えば弱音を吐いたりした。
書き始めたのは小説現代の結果が出る前日。結果を知って落ち込んで、それでもなんとか書こうとして、ずっともがいていた。1回の公募の結果でひどく落ち込み過ぎたと思う。いい加減落ち込んでいる自分が自分でうざったく感じてきて、もうそれを考えるのやめなよと自分でも思った。でも鬱期とどどかぶりしたその思考が止められずに「もう消えちゃいたいぜ」と割とラフにずっと考えていたけれど、私はちゃんと初稿を書き上げた。
もうそれだけで偉いということにしようと思う。
そもそも私は他人と自分をすぐに比較する。すごく良くできる人と、ほどほどにある程度のことができるけど何も極められない自分を比較しては落ち込む。私の人生はそれの繰り返しで、そしてどんどん卑屈になっていったのだ。そこそこなんでも出来るは呪いだと思う。
この期間に私の愚痴や弱音、その他諸々を聞いてくださった方々へ謝罪と感謝を。本当にごめんなさい。そしてありがとうございました。初稿を上げたら、少し気持ちが晴れやかです。話を聞いてもらって救われました。
結果が出てしまったものにいくらしがみついてもどうしようもないので、前を向きます。明日からは改稿作業に入る予定です。
きっと明日からも私は弱音を吐くでしょう。鬱期真っ盛りなのは変わっていないので、不安感に苛まれたりもすると思います。そのときは「また言ってらぁ」と思って心の中で笑ってやってください。私自身もそうします。
今回の作品をきちんと書き上げられたので、きっと私は大丈夫にそのうちなると思います。そうじゃないと困る(笑)
ゆるゆると一進一退を繰り返しながら、でも絶対にスタートラインにたどりつきたいなと思っています。私は私のやり方で。
あー、終わった終わった。明日からも頑張りすぎない程度にやります。私にはポモドーロ・テクニックがよく効きました。ちょっと物足りなくなるくらいの時間がいいようです。
寝て起きてからもポモキャットで猫と一緒に原稿とかをやります。今日はこの辺で。いつも、なんの役にも立たない日記を晒している私に幸あれ。そして読んでくださっているみなさんにも大いなる幸あれ。